ITエンジニアの91.8%が業務で生成AIを活用 Findy調査が示す最新動向

2025年3月21日、エンジニア向け転職サービス「Findy」は、国内のIT/Webエンジニアを対象にした調査結果を発表した。これにより、91.8%のエンジニアが業務で生成AIを活用していることが明らかになった。
出社頻度の変化などのデータも同時に公表されており、エンジニアの働き方に関する最新の動向が浮き彫りになった。
生成AIの業務利用状況と出社状況
Findyが実施した調査によると、91.8%のIT/Webエンジニアが業務で生成AIを利用している。具体的な用途としては、顧客向けサービスへの生成AIの組み込みが72.3%と最も多く、次いで自身の業務効率化への活用が71.5%となっている。
これらの結果から、生成AIがエンジニアの日常業務に浸透していることが伺える。
利用されている具体的なツールとしては、「ChatGPT」が61.2%、「GitHub Copilot」が49.8%と、これら二つが特に高い支持を得ている。
一方で、「Dify」や「Cline」などのツールは、認知度が低く、6割から7割のエンジニアが「知らない」または「名前は聞いたことがあるが詳細は分からない」と回答している。
同調査では、過去1年間で出社頻度が増加したと感じているエンジニアが21.8%に上ることが明らかになった。これは、企業がリモートワークからオフィス勤務へと回帰する傾向を示している可能性がある。
しかし、現在のリモートワーク頻度に満足しているエンジニアは71.6%と高い割合を占めており、柔軟な働き方へのニーズが依然として強いことが分かる。
さらに、出社頻度の増加が転職を検討するきっかけになると回答したエンジニアは71.3%に達しており、働き方の変化が人材流動性に影響を及ぼしていることが示唆される。
このような状況下では、先進的なAI活用や技術発信を行う企業、たとえばサイバーエージェントやさくらインターネット、Sansanなどがエンジニアからの注目を集めている。
AI進化に伴うエンジニアのキャリア形成の展望
今後、生成AIの活用はさらに広がると予測される。
特に、AI技術の進化に伴い、より高度な業務支援が可能になるだろう。これにより、エンジニアは新たな技術やサービスの開発に注力できる環境が整うと考えられる。
一方で、AIツールに依存しすぎることで、エンジニアのスキルが低下する懸念がある。AIが提供する情報や結果を過信するあまり、自らの判断力や問題解決能力が鈍る可能性がある。
また、出社頻度の増加が転職のきっかけになるというデータは、エンジニアの流出を招く恐れがあることを示唆している。リモートワークの柔軟性が求められる中で、企業はエンジニアの働き方に対する理解を深め、より多様な働き方を提供する必要があるだろう。