「書店×金融」で新たな価値創出へ 丸善ジュンク堂とみんなの銀行が提携発表

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2025年3月21日、国内大手書店「丸善ジュンク堂」とデジタルバンク「みんなの銀行」は、金融機能を活用した新サービスの提供に向けて連携を検討すると発表した。
今回の取り組みは、金融サービスを通じて読書文化の促進と利便性の向上を目指す新たな試みとして注目を集めている。

目次

書店と金融をつなぐ新機能を構想

今回の提携では、丸善ジュンク堂書店とみんなの銀行が共同で、スマートフォンアプリ内に「丸善ジュンク堂支店(仮称)」を開設し、書店の利用者に独自の銀行サービスを提供することを目指している。

具体的には、資金を好きな作家や目的ごとに分けて管理できる機能や、本の購入に使った金額をハッシュタグで記録する仕組みなどが検討されており、書店利用が日常的な金融活動と自然につながるような設計を検討しているという。

また、アプリ上での支店開設に続き、デビットカード決済の導入など、サービスの拡張も予定されている。さらに、作家支援機能の導入も検討されており、金融を通じた文化活動の支援という新たな社会的意義が期待される。

背景には、丸善ジュンク堂書店が掲げる「人と人との出会いを大切にする」、みんなの銀行が進める「暮らしに溶け込むBaaS(※)」の理念がある。
それぞれの強みを生かしながら新たな価値を共創するという方向性で一致したことで、これまで接点のなかった書店と金融が交わる新たな接点が創出された形と考えられる。

※BaaS(Banking as a Service)とは、銀行の機能を外部の企業やサービスと連携させ、金融機能を柔軟に提供する仕組みのこと。

リアル書店に「自然に溶け込む金融」は成立するのか

書店業界はここ数年、オンライン販売の拡大に押され実店舗の来店数減少に直面しているようだ。そうした中、丸善ジュンク堂書店は実店舗ならではの価値創出に取り組み続けてきた。

一方、金融業界ではBaaSを通じた業種間連携が加速しており、新たなチャネルとしてのリアル拠点に注目が集まっている。
今回の提携は、そうした両業界の課題と動向に呼応するものであるといえる。

ただし、こうしたサービスを広げるためには、ユーザーにとって自然で負担感のない設計が不可欠であると考えられる。
書店を訪れる主な目的は本の購入や試し読みであり、そこに銀行機能を結びつける意図が伝わらなければ「なぜここで金融サービスが必要なのか」といった違和感につながる恐れもあるだろう。

さらに、個人の読書履歴や購買履歴を金融データと結びつける際のプライバシーへの配慮も必要になると思われる。

今回の試みは「書店×金融」という別業界が、接点を持つための実験的な第一歩になり得る。だが、その成果が社会に広く受け入れられるかどうかは、サービス設計の細部にかかっていると言えそうだ。

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