GUGAの生成AIパスポート試験、過去最多の6590名が受験

GUGAは、2025年2月1日~28日に実施した「生成AIパスポート試験」で、過去最多となる6,590名が受験し、5,104名が合格したと、2025年3月18日に発表した。
本試験は生成AIに関する基礎知識や企業のコンプライアンスに関する理解を深めることを目的としており、AI活用が進む中で、関心が高まっている。
「生成AIパスポート試験」受験者数が増加
「生成AIパスポート試験」は、2025年2月1日~28日までの期間に実施され、6,590名が受験し、合格者は5,104名に達した。合格率は77.45%で、累計受験者数は16,132名、累計有資格者数は12,427名となった。
本試験は、AI初心者を対象とした資格試験であり、生成AIのリスクを適切に管理し、安全に活用するための知識を問う。AIを活用したコンテンツ生成の具体的な方法や事例だけでなく、企業でのAI利用におけるコンプライアンス対応として、個人情報保護や著作権問題、商用利用の可否なども学習範囲に含まれている。
これらの知識を習得することで、生成AIの適切な運用が可能となる。
受験者は、幅広い年齢層や職業の人々が含まれており、特に業務でAIを活用したいと考えるビジネスパーソンの関心が高いとみられている。AI技術の急速な発展とともに、業務効率化やクリエイティブ分野での応用が進む中、本資格への需要が拡大していると考えられる。
次回の「生成AIパスポート試験」は、2025年6月に開催予定だ。
受験費用は一般が11,000円(税込)、学生は5,500円(税込)となっており、受験資格に制限はない。試験はオンライン形式で実施されるため、全国どこからでも受験が可能である。
また、企業・団体向けには、受験料・テキスト料が最大20%OFFになる団体受験制度も提供している。
AIリテラシー向上は新時代に重要な課題
GUGAは、この資格試験を通じて生成AIのリスキリングを支援し、安全な活用に必要なリテラシーを備えた企業や人材の可視化を進めているという。
特に、AIを活用した業務改革や新規事業開発を進める企業にとって、従業員のAIリテラシー向上は重要な課題であり、本資格の取得がその一助となるだろう。
AI技術の発展とともに、生成AIに関する知識の習得は避けて通れないものとなりつつあると考えられる。
現在の試験は初心者を対象としているが、今後はより高度な知識を求める受験者向けの上級試験の導入や、実務に即したケーススタディを取り入れた試験の実施が検討される可能性もあるだろう。
企業・個人を問わず、本試験への関心は今後も高まり続けるのではないだろうか。