米ストラテジー社、130 BTCを追加購入し保有量が約50万BTCに

米ストラテジー社(旧マイクロストラテジー)は3月17日、暗号資産ビットコイン(BTC)を130 BTC追加購入したと発表した。
購入総額は約1,070万ドル(約16億円)で、平均取得単価は82,981ドルとなる。
これにより、同社のビットコイン保有量は499,226 BTCに達した。
なお、同社はさらなるビットコイン購入を目的とした資金調達を進めており、最大210億ドルの調達を計画している。
ストラテジー社のビットコイン戦略と最近の動向
ストラテジー社は、ビットコイン投資を積極的に行う企業として知られている。
前回の購入は2月24日に行われ、20,356 BTCを取得していた。
それに比べると今回の130 BTCの購入は、同社にとって比較的小規模な取引であり、購入量は大幅に減少しているが、ストラテジー社が継続的にビットコインを取得している姿勢に変わりはない。
累積保有量は499,226 BTCに達し、依然として世界最大級のビットコイン保有企業の一つである。
ストラテジー社は、ビットコインを「デジタル資産としての価値の保存手段」として捉えており、価格変動に関わらず長期的な保有戦略を継続する方針を示している。
この姿勢は、同社の創業者でありエグゼクティブ・チェアマンを務めるマイケル・セイラー氏の強い信念によるものと考えられる。
ストラテジー社は、さらなるビットコイン購入を目的として資金調達計画を進めている。
先週の発表では、年利8%のシリーズA永久ストライク優先株(STRK)を発行し、最大210億ドルの調達を目指すとしている。
優先株の発行は、投資家に一定の配当を保証する形で資金を集める手法であり、負債としての影響を抑えながら資金を確保することが可能だ。
この計画が実現すれば、ストラテジー社はさらに大規模なビットコイン購入を行う可能性が高い。
市場の動向が戦略に与える影響
ストラテジー社のビットコイン購入戦略にはいくつかの利点がある。
第1に、ビットコインを長期保有することで、インフレリスクに対するヘッジ手段として機能する点が挙げられる。
第2に、ストラテジー社が大規模にビットコインを取得し続けることで、市場の信頼性が高まる可能性がある。
一方で、リスクも無視できない。
最大の懸念は、ビットコイン価格の変動が企業の財務に直接影響を与える点だ。
ストラテジー社はビットコインを「価値の保存手段」として位置づけているが、現実にはその価格は短期間で大きく変動する。
ストラテジー社の戦略が今後どのように展開するかは、いくつかの要因に左右される。
まず、ビットコイン市場の動向が最大の鍵となる。
現在の市場では機関投資家の参入が進んでいる。しかし、規制の強化や市場の調整局面が訪れた場合、ストラテジー社の保有戦略が試されることになるだろう。
ストラテジー社の戦略は長期的な視点に立ったものであり、現時点では成功しているように見える。
しかし、ビットコイン市場の特性上、リスクが完全に排除されるわけではない。
今後の展開を左右する要素は多いため、慎重な分析が必要となるだろう。