デジタルアセットマーケッツ、インタートレードとFireblocksの戦略的パートナーシップに協力 世界水準のセキュアなWeb3事業創出を支援

デジタルアセットマーケッツは2025年3月5日、金融機関向けソフトウェアハウスで株主でもあるインタートレードとデジタル資産インフラプロバイダーのFireblocksとのWeb3インフラ構築支援に向けた戦略的パートナーシップ推進に協力すると発表した。
世界水準のセキュリティを基盤にしたWeb3事業の創出を支援していく方針だ。
3社のパートナーシップでWeb3事業を包括的に支援
インタートレードは、証券会社向けのディーリングシステムや外国為替証拠金取引業者向けカバーシステム、暗号資産取引および運営業務全般プラットフォームなどのパッケージソフトを提供している。また、デジタルアセットマーケッツと連携し、大手企業向けにWeb3サービス開発支援も展開している。
一方、デジタル資産インフラ分野のグローバル企業であるFireblocksは、現在2000社以上が同社の技術を活用し、100以上のブロックチェーンと2億5000万以上のウォレットにおいて、7兆ドル超のデジタル資産取引の安全性を確保している。
Web3市場は急速に拡大しており、特に金融機関や企業がデジタル資産やトークン化ソリューションの導入を進めているが、デジタル資産を扱う上で最も重要なのはセキュリティである。企業はハッキングや不正取引から資産を守るための堅牢なシステムが求められている。
これに対し、Fireblocksの提供するデジタル資産管理技術は、グローバルで高く評価されており、日本市場でもその需要は高まっている。
3社はパートナーシップを通じて、セキュリティを強化したWeb3事業を一気通貫で支援することを目指している。
Fireblocksの技術を活用したデジタル資産流通システムの構築により、金融機関や企業は、安全なデジタル資産管理やトークン化、組込型Web3ウォレットなどの新しいサービスを利用できるようになる。
今後の展望
今後、Web3市場は引き続き急速に拡大し、特に金融機関や企業のデジタル資産の運用が進むと予測される。Fireblocksの技術が広まることで、より多くの企業が安全なデジタル資産管理を導入し、トークン化を積極的に推進するだろう。
これにより、Web3関連のサービスが次々に登場し、企業のデジタル化が一層進展する可能性が高い。
日本市場においては、規制の進展や法整備の遅れを受け、セキュリティ面での新たなニーズが生じると考えられる。
本連携により、これらの課題に対処するための体制が整い、国内外の企業がWeb3のインフラを積極的に採用する環境が構築されるだろう。
さらに、企業にとっては新たな収益モデルを構築するための重要なチャンスとなるだろう。
デジタル資産やトークン化を活用した事業展開が加速する可能性が高い。