Liquidity Mining(流動性マイニング)
Liquidity Mining(流動性マイニング)とは、分散型取引所(DEX)等に流動性を提供することで報酬を獲得できる仕組みです。
従来の金融業では、銀行等の仲介者が流動性を準備することで資金の両替等をすることができました。
しかし、DEXは仲介者がいない為、誰かが流動性を提供しなければいけません。
そこで誕生した仕組みが「Liquidity Mining」です。
Liquidity Miningでは、DEXに自分の暗号通貨を流動性として預けることで、トークンの交換を可能とさせます。
その見返りとして、手数料を獲得することができます。
流動性をより多く提供してもらうことで、取引所としての魅力が高まることから、独自トークンを報酬として配布するDEXも出てきました。
Liquidity Miningの注意点
Liquidity Miningを利用する際は「インパーマネントロス」に注意する必要があります。
インパーマネントロスを日本語に訳すと「変動損失」です。
一般的にDEXに流動性を提供する際は、複数の暗号通貨の組み合わせで提供することが多いです。
例えば「ETH」と「USDC」のペアの流動性を提供したとしましょう。
DEXのユーザーは「ETH」と「USDC」を交換する際に、自分の流動性を使用します。
仮に「ETH」の価値が暴落した場合、ユーザーは「USDC」を欲しがるので、自分の流動性から「USDC」が減って「ETH」が増えます。
その結果、自分の流動性の大半が「ETH」となり、預けた時の評価額から大きく目減りしてしまいます。
「インパーマネントロス」は複雑で分かりにくいですが、Liquidity Miningを利用する際は十分に調べてから利用するようにしましょう。