DoodlesがSolanaでAI連携独自トークン「DOOD」発表

2025年5月9日、NFTプロジェクト「Doodles」は、Solanaブロックチェーン上で独自トークン「DOOD」のローンチを発表した。
Solana上で始動した「DOOD」、AIストーリープロトコルと連動する新世代トークン
NFTアートとストーリーテリングを融合させた人気プロジェクト「Doodles」が、Solanaチェーン上で独自トークン「DOOD」の発行を正式に開始した。発表が行われたのは2025年5月9日で、海外市場を中心に注目を集めている。
総供給量100億DOODのうち、最大割合を占める30%が既存のDoodles保有者にエアドロップという形で配布される。
加えて13%は新規ユーザー向けに割り当てられ、プロジェクトの拡大戦略が明確に打ち出されている。残りの割り当ては、エコシステムファンド(25%)、チーム(17%)、流動性確保(10%)、運営会社(5%)という構成で、持続的な開発とコミュニティ形成を見据えた設計といえる。
DOODは既に、バイナンス、バイビット、クコイン、ゲート、MEXCといった主要な暗号資産取引所に上場済みであり、即時の流動性が確保された点も見逃せない。
さらに注目すべきは、AI駆動型のストーリーテリングプロトコル「DreamNet」との連携である。このプラットフォームは、ユーザーが直感的にキャラクターや世界観を創造できる環境を提供し、生成AI技術により物語体験を進化させる。
DoodlesはDreamNetに最初に採用されたプロジェクトであり、その先進性と技術的チャレンジは業界の注目を集めている。
Web3時代のIP戦略としての「DOOD」 新規ユーザー獲得とコミュニティ主導の創造性
Doodlesは今回のトークン発行を単なる資金調達手段としてではなく、コミュニティと共創する次世代型IP構築の中核と位置づけている。彼らが掲げるビジョンは、「メディアの開発、流通、所有に革命を起こす」ことであり、IPの価値はファンとのダイレクトな関係性と、その貢献度に応じた報酬設計によって最大化されると考えている。
DOODは今後、Ethereumのレイヤー2ネットワークである「Base」へもブリッジが可能となる予定だ。Baseは米Coinbaseが支援するL2ソリューションで、初心者でも容易にWeb3エコシステムへ参加できる設計となっている。
また、トークン配布によってインセンティブ構造を明確化することで、コミュニティのエンゲージメントも向上が期待される。既存ホルダーに報いる一方で、新規参入者に対する具体的な利益提示が行われる点も、Web3プロジェクトとしての完成度を示しているものと思われる。
NFTアートとしての独自性だけでなく、AIとの融合、チェーン間の流動性、ファン主導のIP戦略といった多角的な要素が重なり合うことで、DoodlesはWeb3時代の新たなスタンダードを形づくろうとしているのではないだろうか。