ギフティ、新サービス「カタログギフトシステム」を開始 企業が自由に組み合わせ可能なBtoB向けギフト提案

2025年4月28日、日本国内のデジタルギフト企業ギフティが、BtoB向けにオリジナルのギフトカタログを作成・贈呈できる新サービス「カタログギフトシステム」の提供を開始した。
企業の福利厚生や、顧客向け施策に新たな選択肢を提示するものである。
企業の戦略的ギフト活用を支援するオンライン完結型のカタログギフトサービス
ギフティが提供を開始した「カタログギフトシステム」は、企業が自社のニーズに応じたオリジナルのギフトカタログを作成し、対象者にデジタルで贈ることができるサービスである。
キッチンウェアや食品、ベビー用品など多岐にわたる商品ラインナップから、テーマに沿って自由に組み合わせることができる点が最大の特徴だ。
たとえば、健康志向の従業員に向けたヘルシーライフ特集や、地域活性化を意識したご当地グルメ特集といった構成も可能となっている。
カタログはURLや二次元コード形式で受け渡しが可能で、受け取り手は専用ページにアクセスし、提示されたチケット数に応じて好みの商品を選ぶ。
企業は商品の価値に応じてチケット枚数を設定できるため、予算に応じた柔軟な設計が可能だ。
体験型ギフトも含めた多様な提供形態が整っており、贈呈後の配送手続きもユーザー側が行う仕組みであるため、企業側のオペレーション負担も少ない。
本サービスは、単なる贈答品ではなく、企業文化やブランディングの一環としての活用も想定されている。
従業員満足度の向上や、取引先への印象強化といったBtoB文脈での導入が進むことが予想される。
BtoB市場における新たな販促ツールとしての可能性と今後の展望
ギフティが打ち出した「カタログギフトシステム」は、BtoB市場においてパーソナライズ性と利便性の両立を図った点で、他社の汎用ギフトカタログとは一線を画すものだ。
近年、企業によるギフト活用のニーズは多様化しており、従来の画一的なカタログ商品では差別化が難しくなっている。
こうした状況下で、自由度の高い組み合わせが可能な仕組みは、営業プロモーションや周年記念など、さまざまなビジネスシーンでの活用を後押しするだろう。
また、受け取り手が自由に商品を選べる「チケット制」により、ギフトが押しつけで終わらず、選択という体験価値を提供できる点も見逃せない。
これは、ユーザー体験(UX)を重視する現在のマーケティングトレンドとも合致している。
ギフティはこれまでも「eギフト」の分野で先行してきたが、今回の新サービス導入により、法人向け市場の開拓に本格的に乗り出したと言えるだろう。
今後は、API連携やCRMデータとの統合など、さらなる拡張性が加わることで、より高度なギフトマーケティングソリューションとしての展開も期待されるのではないだろうか。