NFTの火付け役となった「CryptoKitties」を改めて振り返る

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この記事では最も古いDappsの1つでもあり、NFTブームの火付け役ともなったCryptoKittiesについて整理します。NFTの歴史を語る上では欠かせないプロジェクトですので、これから勉強する方はもちろん、ある程度勉強している方も復習としてぜひご覧ください。

目次

CryptoKitties とは?

CryptoKittiesは、2017年にリリースされた最も古いDappsの1つであり、NFTの歴史に大きなインパクトを与えたゲームです。

ゲーム自体は非常にシンプルで、ユーザーがデジタルの猫を購入、所有、販売できるようになっています。それぞれの猫はユニークなデジタルアセットであり、ブロックチェーン上でトレードが行われるため、所有者の証明やトランザクションの透明性を保証することができます。

https://www.cryptokitties.co/ より

機能

CryptoKittiesには、以下のような主な機能があります。

  • 猫の購入:ユーザーは、イーサリアムを使用して猫を購入することができます。各猫はユニークで、その希少性によって価値が決まります。
  • 猫の育成:所有する猫を繁殖させることができます。繁殖によって新しいユニークな猫を作り出すことができます。
  • 猫の販売:所有している猫を他のユーザーに販売することができます。
  • 猫の競売:自分の猫を他のユーザーに売る代わりに、オークション形式で競売にかけることができます。

CryptoKittiesを楽しむ方法はコレクションの形成であり、他のNFTプロジェクトと同様に、オンラインのマーケットプレイスで猫を購入し、売却することもできます。また、ユニークな猫を作り出すために繁殖を行うこともできます。猫のデザインや属性には、非常に多様なバリエーションがあり、コレクターにとって魅力的な要素がたくさんあります。

https://www.cryptokitties.co/catalogue/cattributes より

変遷

では、変遷を簡単に見ていきます。

2017年11月、CryptoKittiesはリリースされました。リリース後、猫の取引が急速に行われ、一部のユーザーが猫を高額で購入するようになりました。この需要の高まりにより、CryptoKittiesの取引量が増加し、Ethereumネットワーク上でのトランザクションの遅延が引き起こされました。

その後、CryptoKittiesはDapper Labsによって開発されたFlowブロックチェーンに移行しました。Flowブロックチェーンは、CryptoKittiesなどの他のNFTプロジェクトによって利用され、より高速でスケーラブルなブロックチェーンを提供することができるチェーンとして人気を集めています。

最初にも書いた通り、CryptoKittiesは最も古いDappsの1つです。CryptoKittiesの盛り上がりによってNFTという市場の大きさや可能性が注目されたといっても過言ではありません。そういう背景もあり、CryptoKittiesの人気は、NFT市場の拡大とともに増加し続けています。

HP上に記載されている、現状の数値がこちらです。これまでに13万6千ウォレット、200万を超えるNFTが生まれています。

https://www.cryptokitties.co/ より

運営会社「Dapper Labs」

CryptoKittiesは最初イーサリアムチェーンでしたが、過度な取引数の増加によって、Dapper Labsが開発したFLOWチェーンに移行したと書きました。

Dapper LabsはCryptoKittiesの開発会社でもあります。創業者はカナダのエンジニアであるデイヴ・ブロムメット(Dapper LabsのCEO)とローレンス・ルーラオ(Dapper LabsのCTO)です。彼らは、2017年にCryptoKittiesを発表し、その後、Flowブロックチェーンを開発して、他のデジタルアセットの取引にも利用されるようになりました。また、NBA Top Shotなどの他の人気NFTプロジェクトの背後にある企業としても知られています。

最近はブルーチップNFTの一つでもある「Doodles」がセカンドコレクションの販売をFLOWで行うことを発表して話題となりました。

https://flow.com/post/flow-blockchain-doodles-2-announcement より

展望

前述した通り、CryptoKittiesは、NFT市場を作り出したプロジェクトの一つです。

ユニークで可愛らしい猫のデザインと、各猫の属性によって希少性が決まる仕組みが、コレクターにとって魅力的な要素となっており、純粋なゲーム性やコレクション性は去ることながら、やはりその歴史を生み出した重みによって今後も更なる発展が期待されています。

よって、大きな機能アップデートや新しい何かを積極的に想像していくというよりも、CryptoPunksのように歴史を作ったNFTとしてアート的な価値を持っていくものだと予想されます。

また、運営会社のDapper Labsは、Flowブロックチェーンを使用してのNFTプロジェクトの支援や、他のDappsの開発も積極的に行っているため、Dapper Labs自身の影響力がさらに高まることで、相対的にCryptoKittiesの価値も向上していくことも予想されます。

では最後に内容を整理します。

  • CryptoKittiesは2017年にリリースされたDapps
  • ゲーム内の猫(NFT)が高額で取引されたことでNFTの可能性を証明する事例となった
  • その後も取引量が増加したことで、イーサリアムチェーンからFLOWチェーンに移行した
  • FLOWチェーンは同じ運営会社が開発する
  • 歴史的なコレクションとして今後も更なる価値向上が予想される

以上、CryptoKittiesについて改めてリサーチしました。

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参考文献

  • サムネは公式HPより
  • 公式HPはこちら
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