SECが仮想通貨カストディの課題に本格着手 第三回円卓会議を25日に開催へ

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米国証券取引委員会(SEC)は2025年4月16日、第三回円卓会議を2025年4月25日に開催すると発表した。
今回のテーマは「仮想通貨カストディ」であり、業界関係者や専門家が一堂に会し、資産保管の規制や課題について議論を交わす予定である。

会議は一般公開され、SEC公式サイトでライブ配信される見通しだ。

目次

規制の核心「カストディ」問題にSECが踏み込む理由

今回の円卓会議「Know Your Custodian: Key Considerations for Crypto Custody」は、仮想通貨業界における最も根深い課題の一つに焦点を当てたものとなる。
SECの仮想通貨タスクフォースを率いるヘスター・M・パース委員は、「仮想通貨の規制構造において、カストディ(※)の問題は最も困難な課題の一つ」と指摘した。
これは、業界の信頼性やユーザー保護に直結するテーマであり、従来から多くの議論を呼んできた領域である。

仮想通貨のカストディは、取引所や第三者が投資家の資産を安全に保管・管理する仕組みを指す。
適切な管理がなければ、ハッキングや不正アクセスによる資産流出リスクが高まり、特に機関投資家の参入障壁となってきた。そのため、SECとしても具体的な規制方針を打ち出す前に、多様な視点を集約し、業界との対話を深めたい狙いがあると見られる。

今回の会議には、Fidelity Digital Asset Services、Kraken、Fireblocksといった主要プレイヤーに加え、ジョージタウン大学ロースクールも参加を予定している。
Fidelityは機関投資家向けのカストディを手がけ、Krakenは高度なセキュリティ体制を持つ取引所として知られている。Fireblocksは暗号資産の安全な送金・保管を支援するプラットフォームを提供しており、技術的な知見を共有する役割を担うと考えられる。

SECの規制構築はどこへ向かうのか 円卓会議が映す今後の方向性

今回の会議は、2025年3月から始まったSEC主導の連続円卓会議シリーズの一環である。

これまでSECは、仮想通貨業界に対して厳格な姿勢を貫いてきたが、円卓会議という形式で業界の声を吸い上げ、柔軟なルール形成を模索している動きがうかがえる。

今回の議論を経て、カストディに関する技術的な標準や、監督体制の輪郭が明らかになる可能性もある。とりわけ、機関投資家や保険業界の参入が進むためには、明確かつ現実的なガイドラインが不可欠であり、SECの規制方針が業界全体の進路を左右する局面に差し掛かっている。

今後、SECがこの会議を踏まえ、どのような規制案や提案文書を打ち出すのかが注目される。

仮想通貨を取り巻く法制度の整備は、単なるルール形成ではなく、市場の信頼回復と拡大に向けた布石となるだろう。

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