Okta、AIエージェント向け新機能「Auth for GenAI」を発表 認証・認可の課題を包括的に解決

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米Oktaは2025年4月9日(現地時間)、同社の認証基盤「Auth0 Platform」において、AIエージェント向けの新機能「Auth for GenAI」をデベロッパープレビューとして提供開始したと発表した。
生成AIアプリケーションに必要なセキュアなアイデンティティ管理を実装できる開発基盤として注目される。

目次

AIエージェント時代のアイデンティティ基盤

生成AIが実社会に浸透しつつあるなかで、自律的に行動するAIエージェントは、単なる言語モデルの枠を超え、複数の外部データやアプリケーションにアクセスする役割を担い始めている。
Oktaの新機能「Auth for GenAI」は、自律的なAIエージェントに対し、従来型のセキュリティモデルは不十分であるという問題意識を反映させたものだ。

Auth for GenAIは、認証、認可、非同期ワークフロー、セキュアなAPIアクセスといった主要機能を提供し、開発者がセキュリティを犠牲にせずアプリケーションを構築できるよう支援する。
特に認可の強化が重視されており、AIエージェントがアクセス可能な範囲をきめ細かく制御することで、機密データや重要操作の保護が可能となる。

さらに、LangchainやLlamaindex、Google GenKit、Vercel.aiといった代表的な生成AIフレームワークとの統合を実現しており、既存の開発環境を維持しながら導入できる設計となっている。

エンタープライズ対応を強化するAuth0の戦略

OktaはAuth0において、単一機能の提供にとどまらず、エンタープライズ顧客向けの包括的なサービスパッケージを構築しつつある。

今回のAuth for GenAIはその一環であり、Auth0 Universal LogoutやAuth0 Organizations、Auth0 Fine Grained Authorizationなどの既存機能と組み合わせることで、より高精度かつ柔軟なアクセス制御が実現できる。

一方で、Auth for GenAIは高度な認可設計を前提としているため、実装側に一定のセキュリティ知識や設計スキルが要求される。
セキュリティ設定を誤った場合、過剰に制限されたエージェントが業務フローのボトルネックとなる可能性もあり、セキュリティ全体の適切な設計が必要であることには変わりない。

生成AI、特に自律的なエージェントAIの導入が加速する中で、アイデンティティ管理はアプリケーションの設計における中核課題となりつつある。
Auth for GenAIの登場は、今後この領域がより一層セキュリティと開発効率のバランスを重視する方向に進化していくことを示唆している。
AIエージェントの多用途化が進めば進むほど、このようなプラットフォームの重要性は増していくと考えられる。

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