STORES、複数の機能をまとめた新プランを発表 レジ・EC・決済・分析など7サービスを統合し低コストの店舗運営を支援

ショップのデジタル化を支援するSTORESは2023年3月27日、中小事業者向けに新しいサービスプランを発表した。このプランは、店舗運営に必要な機能を一つにまとめ、低コストで提供することを目的としている。
STORESの新サービスプランの概要と特徴
新プランにより、店舗運営に必要な複数の機能を一つのプランに統合し、より低コストで提供することが可能になった。具体的には、POSレジ、キャッシュレス決済、ネットショップ、予約システム、モバイルオーダー、データ分析など、店舗運営に欠かせないツールが一括で提供される。
このようなサービスの統合により、事業者は個別にシステムを契約・導入する手間を省き、効率的に運営を進めることができる。
新プランには「スタンダードプラン」と「フリープラン」が用意されている。
スタンダードプランは、月額3,300円(税込)で、豊富な機能を提供し、決済手数料は1.98%からとなっている。
一方で、フリープランは月額0円で、基本的な機能のみ利用可能であるため、コストを抑えたい事業者に最適だ。
これらのプランは、物価上昇や人手不足といった社会環境の変化に対応するために設計されており、中小事業者がデジタル化を進めるための手助けとなる。
中小事業者の課題解決と今後の展開
中小事業者が抱える課題としては、「何から始めればよいか分からない」「デジタル化にかかるコストが高すぎる」といった点が挙げられる。
STORESの新プランは、これらの課題を解決し、デジタル化を加速させるための大きな支援となるだろう。特に、予算に限りがある中小事業者にとって、低コストで複数の機能が一括で提供されることは、大きな利点である。
一方で、システムの統合により、特定の機能に特化したサービスを利用したい事業者にとっては、柔軟性が欠ける可能性がある。
また、デジタル化に対する抵抗感を持つ事業者にとっては、新しいシステムへの移行がストレスとなることも考えられる。
そのため、段階的な導入支援やトレーニングプログラムを用意することで、柔軟性と安心感を確保することが重要である。
STORESは2025年春以降に新しいサービスを追加する予定であり、4月中旬には「STORES 予約」の有料版機能が登場する見込みだ。これにより、事業者はさらに多様なサービスを利用できるようになり、店舗運営が一層効率化されるだろう。
中小事業者にとって、STORESの新プランは業務改善や売上拡大に繋がる可能性が高い。デジタル化を進めることで、競争力を維持・強化できるだろう。