東京大学発のスタートアップ「issin」、指輪型ウェアラブルデバイス「Smart Recovery Ring」を発表

2025年3月13日、東京大学発のヘルスケアスタートアップであるissin株式会社が、新たな指輪型ウェアラブルデバイス「Smart Recovery Ring」を発表した。このデバイスは、睡眠やストレス、活動量をモニタリングし、ユーザーの健康管理をサポートすることを目的としている。
3月14日より、全国のKDDI直営店やオンラインショップで販売が開始される。
デザインと機能性:ユーザーのライフスタイルに寄り添う設計
「Smart Recovery Ring」は、厚さ2.2mm、重さ約3gという超軽量設計で、装着時の違和感を最小限に抑えている。また、IP68および5ATMの防水性能(※)を備えており、日常生活やシャワー中でも安心して使用できる。
バッテリーは2時間の充電で約7日間の連続使用が可能であり、忙しい日々の中でもストレスなく活用できる。
このデバイスは、睡眠、ストレス、活動量をモニタリングし、専用アプリ「ウェリー」と連携して詳細なデータを提供する。これらのデータを統合的に分析し、毎朝の回復力を示す「リカバリースコア」を可視化することで、ユーザーは自身の健康状態を把握しやすくなる。
さらに、パーソナルヘルスケアAI「ウェリーくん」がユーザーのデータに基づき、健康管理の提案を行う。これにより、ゲーム感覚で健康管理が可能となり、楽しみながらリカバリー習慣を促進する仕組みが搭載されている。
「Smart Recovery Ring」は、マットブラックとマットシルバーの2色展開で、価格は29,800円(税込)である。サイズはUS 8~13号が用意されており、サイジングキットも提供される。2025年3月14日より、全国のKDDI直営店、au Style、auショップ、UQスポット、そしてau Online Shopにて購入可能である。
※IP68および5ATMの防水性能:IP68は、防塵・防水性能の最高等級を示し、完全な防塵性能と水中での長時間使用が可能であることを意味する。5ATMは、水深50メートルまでの耐水性を示し、シャワーや水泳などの日常的な水濡れに耐えられる性能を持つ。
販売情報と企業のビジョン:健康管理の新たなスタンダードを目指して
issin株式会社は、これまでに照明一体型プロジェクター「popIn Aladdin」やダウンロード数1,100万超の「スイカゲーム」を手がけた実績を持つ。2021年の創業以来、ユーザー数70,000人を超える「スマートバスマット」など、日常生活に溶け込むヘルスケア製品を開発・提供してきた。
今回の「Smart Recovery Ring」の発表により、同社はさらなる健康習慣の実現を目指している。
市場の反応や競合製品との比較については、今後の動向を注視する必要がある。
ユーザーからの期待やフィードバックが、今後の製品改良や新たなサービス展開に影響を与える可能性がある。
issinがどのようにユーザーのニーズに応え、製品を進化させていくのかが注目される。健康管理の新たなスタンダードを目指す同社の取り組みが、どのように実を結ぶのか、期待が高まるところである。
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