ADA、XRP、SOLが急落、「準備金に含まれない可能性」を米政権高官が示唆

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2025年3月7日、米政権高官の発言を受けて、カルダノ、ソラナ、XRPの価格が急落した。トランプ大統領が署名した暗号資産準備金に関する発言が影響を及ぼしたとみられる。

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米政権高官の発言が暗号資産市場を揺るがす

カルダノ(ADA)、ソラナ(SOL)、リップル(XRP)の価格急落は、米政権高官が示唆したトランプ大統領の暗号資産準備金に関する発言が原因であるとみられる。

2025年3月7日、トランプ大統領はホワイトハウスで開催された初の暗号資産サミットにおいて、ビットコインを含む暗号資産を国家備蓄に組み込む意向を示す大統領令に署名すると発表した。

しかし、これに対し、ホワイトハウス暗号資産サミットを前に、米政権高官が電話会談で記者団に「大統領は投稿の中で暗号資産の例を5つ挙げただけだろう。その5つが時価総額で最大のはずだ」と語ったことが判明した。

また同氏は続けて、「人々は少し深読みしすぎていると思う。要するに、我々が今回発表したことは、大統領がこの分野について常に言ってきたことと一致しているということだ」と発言した。

カルダノは高官の発言から数分後に5%以上急落し、0.82ドルまで下がった。XRPも3.5%下落し2.41ドル、ソラナは2%下げた。

これらのトークンは、暗号資産市場全体の低迷とともに過去24時間で大きな下落を見せている。また、ビットコインも早朝の上昇分を失い、8万7000ドルにまで下落。

3月7日午後に開催されたホワイトハウスでの初の暗号資産サミットには、リップル、ジェミナイ、ロビンフッド・クリプトなど、いくつかの暗号資産関連企業がこのサミットに参加したとみられる。

業界からの懸念と市場の反応

CoinGeckoのデータによれば、この高官の主張は必ずしも正確ではない可能性がある。
テザー(Tether)のUSDTとサークル(Circle)のUSDコイン(USDC)を除外した場合、時価総額が上位に位置する5つの暗号資産は、ビットコイン、イーサリアム、XRP、BNB、ソラナであると考えられる。ドージコインは第6位に入り、カルダノはその後ろに位置している模様だ。

トランプ氏は3月2日、SNSに、「米国の暗号資産準備金は、バイデン政権にって長年、腐敗した攻撃を受けたこの重要な業界を引き上げるだろう」と投稿し、ビットコインやイーサリアムなど5つの暗号資産を政府が備蓄する方針を示した。

しかし、ソラナ、カルダノ、XRPを含めるという発表が業界内で批判を受け、こうしたアルトコインを準備金に加えることが、汚職や自己取引のリスクを引き起こしかねないという懸念が広がったとされる。

トランプ氏は3月6日、米国政府が押収したビットコインを原資にするビットコイン戦略準備金の設立を指示する大統領令に署名したが、他の暗号資産を含む備蓄はこれとは別のものと考えられる。

トランプ政権が暗号資産に対してどのような方針を示すかが、今後の価格動向に大きな影響を与えると見られている。

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