モジュール着脱式コントローラを採用した最新ポータブルゲーミングPC「AYANEO 3」が6月中旬から予約開始

国内外ブランドの正規代理店である天空は、2025年3月5日、6月よりモジュール着脱式コントローラを採用した最新ポータブルゲーミングPC「AYANEO 3」の予約受付を開始すると発表した。
同製品は業界初となるカスタマイズ可能な「Magic Module」システムを採用しており、ユーザーが十字キーやアナログスティックなどを自由に配置変更できる革新的な設計が特徴である。価格は168,000円〜318,000円となっている。
カスタマイズ性を極限まで追求した新世代ポータブルゲーミングPC
AYANEOシリーズは、携帯型ゲーム機のような形状のポータブルゲーミングPCだ。
見た目はコンパクトながら本格的なAMD製チップを搭載していることが特徴で、持ち運びが容易かつ高い性能を誇っている。
今回発表されたAYANEO 3は、ゲーマー個人のプレイスタイルに合わせた調整が可能なポータブルゲーミングPCとなっている。最大の特徴である「Magic Module」システムにより、コントローラの各ボタンやスティックの位置や向きを変更でき、全56種類ものレイアウトに対応することが可能だ。
これにより、アクションゲームやRPGなどのジャンルごとに最適な配置へと変更ができる。
性能面においても、AC電源接続時には最大35WのTDP(※)を発揮し、高負荷のゲームでも安定したパフォーマンスを提供する設計となっている。
ディスプレイには7型フルHD (1,920×1,080ドット) の144Hz対応有機ELと120Hz対応液晶の2種類から選択可能となっており、特に有機ELモデルはアクションゲームなどの動きの速いゲームでその真価を発揮するだろう。
※TDP
Thermal Design Power(熱設計電力)の略。CPUやGPUが発生する熱量の指標で、数値が大きいほど高性能だが発熱も大きくなる。
進化したハード面とソフト面
AYANEO 3は、ハードウェア面でも進化している。トリガーには同社初となる「アジャイルホールトリガー」設計を採用しており、ユーザーがストロークを切り替えることが可能になった。精密な操作が求められるゲームでアドバンテージを得られる可能性がある。
ソフトウェア面では、独自開発の「AYASpace」に「SnowFiled」機能が新たに加わり、ワンクリックでゲームを一時停止できるようになった。この機能は特に長時間プレイ時の休憩や急な中断が必要な場面で重宝することになるだろう。
AYANEO 3には複数のモデルが用意されており、価格帯も168,000円から318,000円までと幅広く設定されている。
カスタマイズ性と高性能、そして持ち運びの容易さを兼ね備えたAYANEO 3の登場により、ポータブルゲーミングPC市場における競争はさらに激化するだろう。
特に競合製品との差別化が図られた「Magic Module」の存在は、市場に新たな評価軸をもたらす可能性を秘めている。