YouTube、米国で新たな低価格プラン「Premium Lite」を試験導入

2023年3月5日、YouTubeは米国において新たなサブスクリプションプラン「Premium Lite」のパイロット版を発表した。このプランは月額7.99ドルで、従来の「YouTube Premium」よりも6ドル安価に設定されている。
Premium Liteは広告なしでの動画視聴を提供するが、音楽コンテンツやミュージックビデオには広告が表示される点が特徴である。
新プラン「Premium Lite」の詳細とその背景
Premium Liteが、ユーザーが広告なしで動画を視聴できる新たな選択肢として、米国で導入された。
従来のYouTube Premiumの13.99ドルより6ドル安い月額7.99ドルで利用できる。
このプランは、ゲーム、ファッション、美容、料理、ニュースなど、多岐にわたるジャンルの動画を広告なしで楽しみたいユーザーをターゲットとしている。
ただし、音楽コンテンツやミュージックビデオに関しては、引き続き広告が表示される。これは、音楽関連の広告収益を維持しつつ、動画視聴の快適さを提供するためのバランスを図ったものだと考えられる。
Premium Liteでは、従来のYouTube Premiumで提供されている「動画のオフラインダウンロード」「バックグラウンド再生」「YouTube Musicへのアクセス」の機能は利用できない。
これらの機能が必要なユーザーにとっては、引き続き従来のYouTube Premiumプランが適していると考えられる。一方、広告なしの動画視聴のみを求めるユーザーにとっては、Premium Liteはコストパフォーマンスの高い選択肢となるだろう。
Premium Liteは、2021年に一部のヨーロッパ諸国で初めてテスト導入された。
その後、オーストラリア、ドイツ、タイなどの国々でも試験的に提供されており、これらの市場でのユーザーの反応や需要を踏まえて、今回の米国でのパイロット版導入に至ったとされる。
このような段階的な展開は、YouTubeが各市場でのユーザーのニーズや反応を慎重に評価し、最適なサービス提供を目指していることを示している。
今後の展開とユーザーの反応
YouTubeは、Premium Liteの提供地域を今後数カ月以内にさらに拡大する計画を立てている。
YouTube PremiumとYouTube Music Premiumの登録者数は、トライアルを含めて世界で1億2500万人を超えたことも発表されており、サブスクリプションサービスの需要が高まっていることが示されている。
Premium Liteは、競合他社との比較においても、広告なしの動画視聴を求めるユーザーにとって、手頃な価格での新しい選択肢となるため、大きな強みになるだろう。