Lenovoが新製品を発表 933gの軽量PCや「折り畳み式ディスプレイ」など新モデル多数

Lenovoは2025年3月3日、スペインで開催されるMWC 25に先立ち、軽量化を実現した「ThinkPad X13 Gen 6」や折り畳み式のディスプレイを採用した「Flip」など複数の新製品を発表した。軽量かつ高性能な新しいThinkPadのほか、ディスプレイを折りたためるモデルなど、目を引くモデルが多数発表されている。
基幹製品に大幅な軽量化と機能拡張を施したThinkPad新シリーズ
今回発表されたThinkPad X13 Gen 6は、前モデルから187g軽量化された933gという軽さを実現したことが特徴だ。この軽量化によりモバイル性能が大幅に向上したものの、41Whか54.7Whが選べるバッテリーパックを搭載しており、実用的なバッテリー寿命も確保されている。
CPUはIntelのCore Ultraシリーズ2またはAMDのRyzen AI PRO 300から選択可能となっており、ユーザーの用途に合わせた性能カスタマイズの幅が広がった。さらに最大64GBのLPDDR5x(※)メモリと最大2TBのM.2 2280ストレージをサポートし、専門的な作業にも対応できる処理能力を備えている。このモデルは2025年6月から出荷が予定されており、欧州での販売価格は1399ユーロからとのことだ。
※LPDDDR5x:従来のDDR4メモリと比較して高速なデータ転送速度と低消費電力を実現したメモリ規格。高性能コンピューティングやAI処理に適している。
画期的なコンセプトモデルの実用化に期待
Lenovoは既存製品のアップデートに加え、画期的なコンセプトモデルも複数発表した。そのうちの一つが「Flip」というコードネームで呼ばれる折り曲げ型OLEDノートPCだ。このデバイスは13.3型のクラムシェル型ノートPCでありながら、18.1型の大型ディスプレイを折り曲げて収納可能となっている。ノートPCとして折りたためる構造を維持しながら、大型のディスプレイを使用することが可能になるのだ。
環境への配慮も同社の重要なテーマとなっている。「Yoga Solar PC Concept」はソーラーパネルをノートPCの天板に統合したコンセプトモデルで、わずか20分の充電で約1時間の動画再生が可能とされる。将来的にバッテリー寿命の延長だけでなく、電力消費の削減にも寄与すると考えられている。環境負荷低減の観点から、今後の実用化が期待される取り組みと言えるだろう。
これらの新製品とコンセプトモデルは、Lenovoがモバイルコンピューティングの次なる進化を見据えていることを示すものとなっている。軽量化や多機能化といった実用的な改良と、折り曲げディスプレイやソーラー充電といった革新的な技術を組み合わせることで、多様化するユーザーニーズへの対応を試みているのである。
Lenovoはこれまでも、画期的な変形機能や多機能性を有したPCを発表し、注目を集めてきた。今後も、ユーザーを驚かせるようなノートPCを発表していくだろう。
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