デンソー、東京新オフィスでソフトウェアとAI開発を強化

自動車部品メーカーのデンソーは、2025年2月28日記者会見を開き、東京都港区新橋に新オフィスを開設し、ソフトウェアやAI開発体制を強化する取り組みについて説明した。この新拠点は、営業、技術、事業部門を集約し、首都圏の顧客やパートナーとの連携を深化させる狙いがある。デンソーアイティーラボラトリなどグループ各社も同ビルに集結し、先端技術の研究開発を推進している。
新オフィス開設の背景と目的
デンソーは、首都圏における顧客やパートナーとの連携強化を目指し、2025年1月に港区新橋の新虎安田ビル8~14階に新オフィスを開設した。この新拠点には、営業部門、技術・事業部門、コーポレート部門が集約され、部門間の連携強化によるシナジー創出や、多様化する顧客ニーズへの迅速な対応を図っている。また、新オフィスの所在地である新橋エリアは、顧客や官公庁へのアクセスが良好であり、社内外でのコラボレーションを促進する環境が整っている。
さらに、新オフィスでは最新のワークプレイスデザインを採用し、フリーアドレスやリモートワーク支援設備を充実させることで、従業員の生産性向上と柔軟な働き方を実現している。加えて、社外の企業や研究機関とのオープンイノベーションを活発化させるための共創スペースも設けられており、新たな技術開発や事業創出が期待される。
デンソーは、新オフィス開設に伴い、ソフトウェアやAI開発体制の強化を進めている。具体的には、デンソーアイティーラボラトリが新虎安田ビル13階に移転し、情報技術の先行開発や先端ソフトウェア技術の製品応用に取り組んでいる。さらに、デンソークリエイトはAI技術を統合した新製品「DC Copilot」(仮称)の開発を発表し、設計ツールやレビュー支援ツールへのAI機能の導入を進めている。
これらの取り組みにより、自動車搭載用ソフトウェアやシステムオンチップ(SoC)、AIの開発を加速させ、新たなビジネスチャンスの創出を目指している。
今後の展望の予測
デンソーは、2030年までにソフトウェアエンジニアを1万8000人体制にすることを目指している。また、ソフトウェア開発の全工程にAIを活用し、ヒューマンエラーの低減や高品質なソフトウェアの実現を図っている。さらに、XR技術や生成AIを組み合わせたロボット開発など、新たな技術導入により製造業の現場での効率化や価値創出が期待される。
加えて、デンソーは持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を視野に入れ、環境負荷を低減する技術開発にも注力している。例えば、カーボンニュートラルを実現するためのエネルギーマネジメントシステムの導入や、次世代バッテリーの研究開発が進められている。
これらの取り組みにより、デンソーは技術革新を推進し、持続可能な成長を遂げる可能性が高いと考えられる。
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