マイパレ、中高生の探究学習を支援する「マイパレ for school」を2025年4月提供開始 – 生成AIで個別最適化された学びを実現

株式会社マイパレは2月24日、中高生向けの生成AIを活用した探究学習支援アプリ「マイパレ for school」を2025年4月から提供開始すると発表した。
本稿では、その概要と背景、実証実験の結果、今後の展望について詳述する。
探究学習の新たな可能性を拓く「マイパレ for school」
探究学習は、生徒が自らの興味に基づきテーマを設定し、深く探究していく学習方法だ。文部科学省もその重要性を強調しているが、現状では教師とのコミュニケーション不足や生徒のテーマ設定の困難さなどが課題として挙げられる。
マイパレが提供する「マイパレ for school」は、これらの課題を解決するために開発された。生成AIを活用し、生徒一人ひとりの興味関心に合わせたテーマ設定や、探究学習の進捗に合わせた個別フィードバックを提供する。
これにより、生徒は自ら考え、主体的に学習を進めることができる。
今年度、約2000名の生徒がプロトタイプ版を体験し、そのフィードバックを基に製品版の開発が進められた。生徒からは、テーマ設定のサポートや論文検索の補助、アクションプランの提案などが好評だったという。
教育現場に革新をもたらす可能性
2025年度から提供される製品版では、学期ごとの進捗状況が可視化され、テーマ出しから調べ学習、プロジェクトとしての実践まで、各フェーズにおいて最適なサポートを提供するカリキュラムが設計されている。これにより、生徒は探究学習のプロセス全体をスムーズに進めることができる。
「マイパレ for school」の普及が進めば、探究学習に対する生徒の意欲が高まり、より多様なテーマでの学びが促進されるだろう。特に、従来の教育手法ではサポートが難しかった個別最適化が実現されることで、学力や興味関心に応じた柔軟な学習が可能になると考えられる。
一方で、教師の役割をどう変化させるかが今後の課題となるだろう。AIが提供する情報を鵜呑みにせず、批判的思考を養うための指導が求められる。
また、教育現場での導入コストやシステムの運用負担を軽減するための工夫も必要になる。
こうした課題をクリアすれば、「マイパレ for school」は探究学習の新たなスタンダードとして確立される可能性が高い。
生成AIの教育現場における活用は、新たな可能性をもたらし、生徒の探究学習をより効果的かつ楽しくするものになるだろう。
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