【Web3転職・副業】Raptorsの代表 徳橋さんにインタビュー | Web3とデジタルアートの融合により、新しい体験価値を創造するアートブランド「GASHO2.0」

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目次

GASHO2.0(株式会社Raptors)| 代表取締役 徳橋 佑輔さん

大学卒業後、通信建設会社に入社し、経営・企画系の業務を担当。2021年10月、株式会社Raptorsを設立。主に「GASHO2.0」プロジェクトの運営を行う。GASHO2.0では、2Dのデジタルアートから、特殊な塗料技術による「2.5D」のメタルキャンバスアートを制作。NFTを32層のデータに設計した後、アルミ板に厚く塗装を繰り返すことで立体的な2.5Dアートを実現。アルミ素材のため重厚感と耐久性があり、高温多湿などあらゆる環境でも10年以上品質を維持することが可能。プロジェクトやコレクターからの依頼に対して作品を制作し、これまでの制作枚数は1,000枚を超える。また、メタルキャンバスアートは国内外の様々なフィジカルでの展示会やイベント、施設への作品提供などを行っている。

GASHO2.0サイト https://gasho2.com/
medium https://gasho2-0.medium.com/
公式Twitter https://twitter.com/GASHO_2_0
Instagram https://www.instagram.com/gasho2_0/

株式会社Raptorsのプレスリリース|PR TIMES
株式会社Raptors公式HPより

Web3テクノロジーを掛け合わせた、デジタル領域における新しいアートブランド「GASHO2.0」をグローバルに展開

「GASHO2.0」公式サイトより

ーーーまず始めに、株式会社Raptorsが取り組む「GASHO2.0」の事業概要について教えてください。

株式会社Raptors(以下、Raptors)では、 「GASHO2.0」というアートブランド事業を日本から世界に向けて発信しています。「GASHO2.0」では、様々なアートがある中で、「デジタルアート」に注目しています。デジタルアートは、デジタル上で制作されたアートであり、最近では、AIが生成するものなども含まれます。最近話題の「NFT(Non-Fungible Token)」に関しては、デジタルアートに価値をつけるための一つのツールという位置付けで考えています。

デジタルアート自体は以前からありますが、そこにNFTというWeb3テクノロジーが融合することにより、新しいアート的な価値が生まれ、そこにファンやコレクターが集まり、市場ができたという経緯があると思っています。「GASHO2.0」は、このデジタルアート領域において、新しいアートブランドづくりに取り組んでいます。また、私たちは国内だけでなく、海外のアーティストとのコラボレーションや、展示会、イベントへの作品提供など、グローバルに事業を展開しています。

ーーー「GASHO2.0」というアートブランドを立ち上げた背景についても教えていただけますか?

「GASHO2.0」では、テクノロジーとアートを題材に新しい価値を創造し、誰もが親しみやすいアートブランドをつくることを目指しています。

アートという事業領域は、特に日本では、非常に閉鎖的な業界というイメージを持っている人もいると思います。しかし、NFTという新しいテクノロジーをフックに事業進出することで、デジタルアート領域での経験や実績がない人でも、今までとは異なるアートをブランディングできると考えています。そして、誰もが親しみやすいアートがあることを多くの方に知って頂きたく、「GASHO2.0」というアートブランドを立ち上げました。

ーーーGASHO2.0の特徴や魅力について、他社の事業と比較してどのような点が異なるのでしょうか?

私たちのアート事業が他と大きく異なる点は、「スタートアップ的な動き」をしている点です。私たちのように、このアート領域において、資金調達を外部から行って事業を拡大し、Web3領域で社内外に土壌をしっかり築きながら事業に取り組む会社は、国内には少ないと思います。

そして、私たちの事業は、仕事というより、ファンのアート作品を一緒に見て楽しんだり、作品づくりの背景にも触れることができます。そして、様々なプロジェクトやクリエイター、コレクターと一緒に楽しみながら取り組むことができる点も特徴です。これまでアート領域での事業経験がなかった私が、こうした楽しさや奥ゆかしさを実体験し、クリエイティブな人たちと接点を持つことができました。こういったところも、GASHO2.0という新しいアートブランドが提供できる価値だと思ってます。

◎GASHO2.0(株式会社Raptors)の資金調達に関するプレスリリース

「NFTと2.5Dアートを融合するGASHO2.0、シードラウンドでの資金調達を開始」
(シードラウンドにおいて、double jump.tokyo株式会社、株式会社PBADAOが出資)

「2.5D」メタルキャンバスアートを通じて、デジタルアートの新しい体験価値を提供

「GASHO2.0」公式サイトより

ーーーGASHO2.0が目指すミッションとしては、どのような社会課題の解決に取り組んでいるのでしょうか?

私たちが取り組むミッションは、NFTというWeb3の新しいテクノロジーとの掛け合わせにより、デジタルアートの「新しい体験価値をつくる」ことです。この仕事を始めたことをきっかけに、様々なアーティストや、クリエイターと出会い、0から1の作品を生み出すイマジネーションや、クリエイティブなアートを生み出すパワーに魅了されてきました。

私たちは、彼らのクリエイティブな作品の価値を一緒に上げていくようなサポートを行い、アーティストやクリエイター、それを楽しむファンやコレクターを1人でも多く増やす世界をつくることを目指しています。

ーーーGASHO2.0では、具体的にどのような取り組みをされているのでしょうか?

GASHO2.0では、新しいアートの価値を創造するソリューションとして、2Dのデジタルアートから、金属製のプレートと特殊な塗装技術による立体アートを製造しています。これは、2Dのデジタル作品と、3Dのフィジカル作品とのあいだを行き来するような作品で、私たちは「2.5D」のメタルキャンバスアート(MCA)と表現しています。

この2.5Dのメタルキャンバスアートは、少し立体的でボコボコした金属の板の上に、アートを製造しています。なので、紙で印刷するよりも、深みと重量感を感じることができ、耐久性も高くなっています。多くの方にこの2.5Dの立体アートに触れていただき、フィジカルでも楽しめるアート制作に力を入れています。

制作した2.5Dの作品は、最近では、IVS Crypto 2023 KYOTOや、グローバルWeb3カンファレンスWebXなどのイベント、さらに現代アートフェアなどでも展示、販売を行っています。

このような活動のほか、私たちは、アーティストやクリエイターが集まる「コミュニティ運営」も行っています。特に創業1年目の頃は、認知度を高めるため、このコミュニティに力を入れていました。また、国内でのアート活動にとどまらず、BAYC(Bored Ape Yacht Club)などの海外プロジェクトなど、様々なプロジェクトとコラボレーションを重ね、色々なアート作品を制作しています。

ーーーGASHO2.0の今後の展望については、どのように考えていますか?

デジタルアートの魅力や価値は、Web3との掛け合わせにより、非常に大きな可能性があると思っています。今後、私たちがつくるデジタルアートをフックに、誰もがアートを簡単に買うことができ、接続できるポイントをつくりたいと考えています。そして、NFT技術を絡めて、新しいデジタルアートの体験価値を創造していきます。

具体的には、例えば、今までのキャラクターIPや、芸能人、アーティストのグッズ販売において、アート作品の販売は少なく、ポスターなどのアイテムグッズがメインだと思います。しかし、今後はそういったところにもアート作品が一つの商材として入ってもいいのではと思っています。アートという定義を拡大解釈したアート事業を展開することで、市場にとっても大きな価値が残ると思っています。今後は、そのような活動にもっと取り組んでいきたいと考えています。

さらに、GASHO2.0は、海外の様々なプロジェクトともコラボレーションをしていきます。私たちは創業当初から英語ベースでの発信を続けており、海外での事業展開もより一層加速させていきたいと思っています。今年の9月にはシンガポールでのイベントを予定しており、来年もまたシンガポールやドバイなど、私たちに投資してくださっている方をフックに、さらなる海外進出を考えています。

チームの約半数がBizDevメンバーであり、Web3の新しいアート領域で副業をしたいという経営者が集

ーーー次に、組織体制やメンバーについてもお伺いしたいと思います。GASHO2.0の事業は、どのような体制で進めているのでしょうか?

メンバーは全員で「15人」います。組織体制としては、「BizDevチーム」の人数が一番多く、全体15名のうち、7名がBizDevを行っています。他には、「2.5Dメタルキャンバスアートを制作するチーム」があります。メンバーは、アート寄りのスキルセットを持っている方で構成されています。さらに、アーティストやクリエイターが集まる「コミュニティを運営するチーム」があります。このチームは、クリプト界隈やNFTコレクターとして活動している方など、Twitterのフォロワーが多い有名な方などで構成されています。主にアーティストやクリエイターのマネジメント、作品の調整などをしています。

ーーー各メンバーの皆さんは、どのような働き方をされているのでしょうか?

メンバーの働き方は、部署や業務内容によって異なっています。例えば、2.5Dメタルキャンバスアートを制作しているチームは、フィジカルで制作する工程が非常に多いので、基本的に出社しています。一方で、クリエイターマネジメントをしているチームは、フルリモートワークがメインで、世界中のアーティストとのやり取りなどを行っています。基本的にどのチームも展示会やイベントなどに行く以外は、オフィスワークはほとんどない働き方をしています。

また、フルタイムと副業のメンバーは、ちょうど半々くらいになっています。全体的なメンバーの特徴としては、本業は社長で、副業という形で私たちのプロジェクトに入っている方が多くいます。特にBizDevチームでは、大手企業で新規事業開発をしながら、私たちが取り組む新しいアートプロジェクトに興味を持ち、副業として事業を推進頂いているような体制となっています。

ーーー代表の徳橋さんのこれまでのキャリア経験や、Web3業界に興味を持ったきっかけを教えていただけますか?

私は大学卒業後、会社員として通信建設会社に入社し、経営や企画に関する仕事をしていました。仕事でキャリア系の企業と仕事をすることも多々あり、スマートフォンがアメリカから出てきた時は、これは誰も使わないだろうなと話をしていました。しかし、今ではスマートフォンは当たり前のものになっています。やはり新しい技術が出てきて社会実装されるまでには、色々な人のアイディアや創意工夫があり、実現されてることを実体験として感じました。その後、新しい技術の社会実装において、自分でも新しい事業開発をやってみたいと考えました。

その中の一つとして、2017年の前半ぐらいにブロックチェーンの技術に興味を持ち、その技術がどのように社会実装されていけば面白いのか、ということに興味がありました。その時私は、前職の会社で5Gを使った新規事業開発を行っていたのですが、ブロックチェーン技術も同じように社会実装できれば、皆んなが価値を感じ、使えるようなものにできるのではと思い、チャレンジすることを決めました。

「BizDevメンバー募集!」BizDev経験があり、グローバルに活躍したい方に来て欲しい

ーーー積極的に採用を募集されているポジションはありますか?

私たちは、「BizDevメンバー」の採用を積極的に募集しています。GASHO2.0の事業は、国内だけでなく、海外イベントへの出展や、海外プロジェクトとのコラボレーションなど、グローバルでの活動が非常にたくさんあります。なので、国内と海外の両方でBizDevができる方や、経験がある方を積極的に採用したいと考えています。

また、アート領域での経験は特に必要はないと思っています。経験がなくても、アートを題材にした仕事で、グローバルに事業展開することや、海外にどんどん行ってみたいという方がいれば、ぜひ来ていただきたいです。そのような方を採用し、一緒に新しいアートブランドをつくっていきたいと考えています。

ーーー社内で大切にしている考え方や、社内カルチャーはありますか?

私の考えとしては、一緒にチームとして働く一人一人のメンバーに対して、リスペクトを持って接するようにしています。ベースとなる心構えを持ち、各々が好きな時間で作業して成果を上げるという意思を大事にしたいと思っています。

また、自分の中でチャレンジしたいことを、この組織の中で取り組んでいただければいいなと思っています。なので、フルコミットで働く方や副業の方も、自分がここで働く目的をしっかり持っていただくことを一番に考えています。

GASHO2.0(Raptors)の代表 徳橋さんから読者へのメッセージ

ーーー最後に、読者の方に向けてメッセージをお願いします。

GASHO2.0のアートブランドは、創業してまだ日も浅いですが、これまで取り組んでみて、アートやWeb3の面白さは、まだまだこれからも発展していくと確信しています。私たちは、これからもっと面白いものをつくっていきたいと思っておりますので、少しでもアートやNFTなどに興味があり、自分の力を試してみたい方がいれば、ぜひご連絡をいただければと思います。そして、実際にアート作品を見ていただき、それから色々なお話ができれば嬉しいです。

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