NEO TOKYO PUNKS、アニメ化権分割NFTコレクション「UTOPIA」をSoneiumでローンチ
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国内の人気NFTプロジェクト「NEO TOKYO PUNKS」は、アニメ化権(著作権の一部)を分割して所有できるNFTコレクション「UTOPIA」を、Ethereumのレイヤー2ブロックチェーン「Soneium」基盤で2025年3月15日にリリースすることを発表した。
このコレクションは、NFT保有者がアニメのストーリー展開やキャラクター設定に関する投票権を持ち、配信収益の一部を受け取る権利も付与される。
NFTでアニメ制作に関わる新たな可能性
「UTOPIA」の最大の特徴は、NFT保有者がアニメ制作に直接関与できる点にある。
NFTを通じて「主人公となる1人のキャラクターをアニメ化する権利」を取得することで、ストーリー展開やキャラクター設定に関する投票権を持ち、さらに配信収益の一部を受け取る権利も得られる。
これにより、ファンとクリエーターが共同で作品を成長させることを目指している。制作は、原案をNEO TOKYO PUNKSが担当し、企画をNOKID Inc.、アニメーション制作をStudio REが行う。アニメは「縦型ショートアニメ」として制作され、縦型ショートドラマの配信アプリで展開される予定だ。アニメの配信は2026年を予定しており、NFT保有者向けの意思決定イベントも実施される。
NFTを活用した新たな資金調達モデル
「UTOPIA」は、NFTマーケットプレイス「Sonova」を通じて販売される予定である。発行枚数は15,000枚で、そのうち25%は運営が保有する。
販売開始日は2025年3月15日で、具体的な販売時間は未定だ。本プロジェクトは、NFTを活用した新しい資金調達・収益分配のモデルを実現する。
従来の制作委員会方式ではクリエイターが十分な報酬を得ることが難しい側面があったが、NFTを通じた資金調達により、より自由で持続可能な制作環境を提供することを目指している。
今後の展望
NEO TOKYO PUNKSは、2050年の東京を舞台にしたサイバーパンクな世界観を持つNFTコレクションで、2022年にリリースされた。過去には2222枚のNFTを即完売させるなど、成功を収めており、今回の「UTOPIA」にも期待が高まっている。
「UTOPIA」のようなNFTを活用したアニメプロジェクトは、今後も増加する可能性が高い。特に、ファン参加型のクリエイティブプロセスは、Web3の理念と親和性が高く、新しいエンタメの形として注目されている。
成功すれば、NFTを活用したIP(知的財産)ビジネスのモデルケースとなり、他のジャンルにも波及することが期待される。
しかし、その成否はいくつかの要素に左右される。まず、NFT市場の動向が安定するかどうかが重要だ。市場の冷え込みが続けば、資金調達の持続可能性が危ぶまれる。さらに、ファンがどの程度「投票型の意思決定」に魅力を感じるかも鍵となる。単なる投資商品ではなく、本当にエンタメとして機能するかが問われるだろう。
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