米政府ファンドFOBXXがソラナに拡大 トークン化の新局面へ

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2025年2月上旬、米国で公表されたフランクリン・テンプルトンの発表が注目を集めている。1.5兆ドル超の運用資産を擁する同社が、米政府マネー・ファンド「FOBXX」をソラナのブロックチェーンに拡大し、現実資産トークン化の新局面を切り開くと考えられる。

目次

FOBXXとソラナの連携がもたらすインパクト

フランクリン・テンプルトンは1947年に設立された米国の大手資産運用会社で、長年にわたり世界各地での投資戦略を展開してきた。運用資産が1.5兆ドルを超える規模は、その豊富な実績を示す指標といえる。

2021年に運用が始まった「FOBXX」は、純資産額約5.1億ドルを持つ米政府マネー・ファンドで、米国政府発行の有価証券や現金を99.5%運用対象とする特徴を持つ。リスクを抑えつつ安定的な利回りを得やすい構造が評価され、機関投資家を中心に支持を集めてきた。

今回、このファンドをソラナのブロックチェーン上へ拡張する動きが公表されたことで、基盤トークンとして機能するBENJIの流通もさらに促進される見通しだ。
トランザクション速度の高速化と検閲耐性を同時に実現するソラナのProof of Historyによる高速処理は、DeFiやNFTなど広範な分野で注目されているが、FOBXXのような低リスク商品の運用でもパフォーマンス向上につながり得る。

RWAトークン化とソラナETFへの展望

現実資産のトークン化、いわゆるRWA(※)は、長らく閉鎖的だった資産市場をデジタル化する斬新なアプローチとみられている。不動産やアートのような高額な対象を小口化でき、迅速な取引と高い透明性を両立できる点が強みである。
FOBXXの場合は米政府証券をベースにしながらブロックチェーン上で運用されるため、従来の金融商品と同等の安全性を担保しつつも、取引コストと処理速度の両面で優位性を発揮する可能性がある。

さらにフランクリン・テンプルトンは、ソラナETFの提供に向けた登録手続きを進めていると報じられている。これが実現すれば、機関投資家のみならず個人投資家の参入も加速し、結果的に仮想通貨全体の流動性と信頼性の向上につながると見られている。

大手資産運用会社の積極的な姿勢は、法規制や技術課題の解消を後押しする力となり、デジタル資産を取り巻く環境を一段と成熟させる契機になるだろう。

※RWA(Real World Assets):現実に存在する不動産や有価証券などをブロックチェーン上でトークン化し、細分化された形で取引できるようにする仕組みを指す。

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