5G LAB in ZEPをはじめ、大企業が熱視線!メタバース革命が拓く未来のエンターテイメント
メタバースは仮想世界での体験やコミュニケーションを提供する技術であり、近年ますます注目を集めています。その中で、企業や自治体がメタバースを活用して、顧客に対して新しいサービスやイベントを展開する動きが広がっています。本記事では、ソフトバンクの「5G LAB in ZEP」、イオンリテールの「メタバースイオン」、そしてKDDIの「αU」といった、メタバースを取り入れた先進的な事例を紹介し、メタバースが私たちの生活にどのように影響を与えているのか、そして今後の展望について考察していきます。
5G LAB とは
まず5G LABを解説して行きます。5G LABとは、2020年に開始したソフトバンクの次世代エンタメ配信サービスです。「5G LAB」は、エンタメやスポーツを提供する、すべてのキャリアで利用可能なサービスで、スマホやタブレットで楽しむことができます。4G環境でも使用可能です。また、「5G LAB」には、「AR SQUARE」「VR SQUARE」「FR SQUARE」「GAME SQUARE」の4つのカテゴリーがあり、高速な5G回線を活用したコンテンツがそれぞれ提供されています。5Gは2時間の映画が3秒でダウンロードできるとも言われており、メタバースに必要な高速通信技術だといえます。
関連するプロジェクト、NFT LABの解説記事はこちら。
5G LAB in ZEP
4月28日、ソフトバンクは、2Dメタバースプラットフォーム「ZEP」において、メタバースホームページ「5G LAB in ZEP」をオープンしたと発表しました。
「5G LAB in ZEP」では、5G時代にぴったりのコンテンツを提供するアプリ集「5G LAB」のサービス情報が手に入ります。
5G LABのサービスサイトの内容がZEP上でも楽しめるようになっており、訪れたユーザーは自分の2Dアバターを使って、サービス情報や最新ニュースを簡単にチェックできます。普通のウェブサイトと比べて、直感的に情報を得られるので、サイトでのユーザーの活動が盛り上がることでしょう。
さらに、「5G LAB in ZEP」には、いろんなイベントを開催するための専用イベントスペースが設けられています。音楽ライブなどの生配信をみんなで一緒に楽しむことができ、いつでもどこでもリアルなライブ体験が味わえます。
こちらのURLから実際にこの世界に飛び込んでみましょう!
韓国でスタートしたメタバースプラットフォーム「ZEP」
「ZEP」は、2022年に韓国でスタートしたメタバースプラットフォームです。NAVER Zとゲーム制作会社が協力して立ち上げた韓国ZEP社が運営しています。サービス開始から10カ月で約300万人のユーザーが登録し、月間アクティブユーザーは約70万人。主に韓国で人気があり、ソフトバンクの取り組みが海外展開のほぼ初めての事例です。
ZEPは、LINE PLAYやアメーバピグのように、アバターを使って仮想空間で交流するサービスです。一度に5万人が同時につながれる空間で、絵文字スタンプやメッセージ、ビデオ通話などでコミュニケーションが楽しめます。
ブラウザで動くので、専用アプリがいらず、手軽に参加できます。3Dメタバースプラットフォームと比べて、開発期間やコストが抑えられるのも魅力です。韓国では、観光スポットを紹介する自治体など、企業や自治体にも活用されています。
他の大企業のメタバースへの取り組み事例
大企業がメタバースに取り組む事例として、イオンリテールの「メタバースイオン」を紹介します。
イオンリテールは、ゴールデンウィーク期間中に約380店舗で「FUN!FUN!ゴールデンウィーク!!」イベントを開催し、バーチャルテーマパーク「メタバースイオン」を展開しています。この取り組みでは、デジタルとリアルを融合させた新しい体験が提供され、若年層やファミリー層を中心に幅広い層が楽しむことができます。
メタバースイオンでは、クイズラリーやゲーム、抽選会など多彩なコンテンツが用意されており、参加者はパソコンやスマートフォンを使ってアクセスできます。さらに、クイズに正解すると店頭で粗品がもらえたり、コインを集めてカプセルトイを回すことで、オンラインショッピングのクーポンが当たるなど、デジタルとリアルの世界が連動した企画が展開されています。
このように、イオンリテールはメタバースを活用して、顧客にリアルとデジタルの世界を融合させた新しい体験を提供しており、小売業界におけるメタバースの先進事例です。今後も、多くの企業がメタバースを活用した新しいサービスやイベントを展開することが予想されます。
また、KDDIが仕掛けるメタバースへの参入として「αU」があります。こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
まとめ
メタバースがどんどん身近になってきており、ますます多くの人々が仮想世界での体験やコミュニケーションを楽しんでいます。この記事では、ソフトバンクの「5G LAB in ZEP」、イオンリテールの「メタバースイオン」、そしてKDDIの「αU」といった、メタバースを活用した新しい取り組みが紹介されました。
これらの事例から、企業がメタバースを利用して、顧客に向けた新しいコンテンツやサービスを提供し、デジタルとリアルの境界を曖昧にすることで、より魅力的な体験を生み出していることがわかります。また、メタバースは国境を越えたコミュニケーションも可能であり、海外展開にも活用されていくことでしょう。
今後も、メタバースがさらに進化し、様々な分野で活用されることが予想されます。このような取り組みが続くことで、私たちの生活はデジタルとリアルが融合した新しい次元へと移行していくでしょう。メタバースの普及に伴い、個人だけでなく企業や自治体もその可能性を探求し、新たな価値を創造していくことが期待されます。
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