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富士フイルムBI、5種のAIエージェント戦略を発表 中小企業の業務変革を本格支援へ

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2025年5月27日、富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は記者説明会を開催し、5つの中核AIエージェントによる新戦略を公表した。国内の中小企業におけるAI導入を後押しする実装支援を本格化させる構えだ。

目次

中核AIエージェント5種を展開 企業の業務変革を加速

富士フイルムBIは、新たに5つの中核AIエージェントを軸に据えた業務支援戦略を打ち出した。
今回の発表は、近年本格化したAI事業の一環であり、東京大学発スタートアップneoAIやAmazon Web Services(AWS)との連携を土台に据えた技術体制が背景にある。
富士フイルムBIは、パートナーとの協業を進める「オープン」と、富士フイルムグループの技術資産を活用する「クローズド」の双方を組み合わせることで、柔軟かつ進化可能なAIエコシステムの構築を目指している。

中核エージェントには、「認識・構造化」「効率化」「提案・付加価値化」「機器最適化」「画質・質感表現」の5種が含まれる。
たとえば認識・構造化エージェントは、非構造化データである請求書などの文書をAIが読み取り、構造化された業務データとして変換する役割を担う。
効率化エージェントは、受発注業務における注文理解や在庫確認、発注提案をAIが自動化する。

この戦略の背景には、国内の中小企業でAI導入が進まない現状がある。鍋田敏之CTOは、非構造化データの処理負担が導入の障壁であると指摘し、それを克服するソリューションとしてAIエージェントの展開を位置づけた。
富士フイルムグループが医療分野で培ったAIブランド「REiLI(※)」の知見も活用される。

さらに、2024年10月には「CTO戦略室」を設立し、AI技術の開発から商品化、顧客実装まで一貫して担う体制を構築。「AIマエストロ」認定制度による人材育成も進め、2030年度にはAI関連売上で7000億円以上を見込む。

AI導入の鍵は「非構造化データ」克服と実装力

今回のAIエージェント戦略の核にあるのは、AIが未導入の中小企業にも適用可能な形で、高度な業務支援を実現する点にある。非構造化データをいかに構造化し、意味のあるデータとして活用できるかが、AI活用の分水嶺となる。
富士フイルムBIが得意とする画像・文書処理技術は、その点で他社に対する優位性となり得る。

一方で、AIによる業務自動化には業種・職種ごとの微調整が不可欠であり、汎用性とカスタマイズ性の両立が課題となる可能性がある。
また、AIエージェントの導入が業務効率を向上させる一方で、現場のオペレーション変更や教育コストの発生も避けられない。

それでも、中小企業の情報格差を是正し、日本全体のデジタル競争力を底上げするという視点から見れば、今回の取り組みは意義深い。
特定業務への最適化に注力しつつ、オープンな連携でスケールさせる戦略は、多くの企業にとって現実的な導入モデルとなる可能性を秘めている。

※REiLI(レイリ):富士フイルムグループが医療分野向けに開発したAIブランド。画像診断やデータ解析支援などの用途で展開されている。

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