Sui基盤のDEX「Cetus」で320億円相当の暗号資産が流出 CETUSトークンは40%暴落

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2025年5月22日、Suiブロックチェーン上の分散型取引所「Cetus」がハッキング被害を受け、2.2億ドル(約320億円)相当の暗号資産が不正に流出した。CETUSトークンは最大で40%急落。開発元は原因の修正と一部資産の凍結を報告したが、DeFiの安全性に改めて疑問が投げかけられている。

目次

DEX「Cetus」から約320億円流出 スマートコントラクトを一時停止

分散型取引所(DEX)「Cetus」は、Suiブロックチェーン(※1)上に構築された有力プロトコルのひとつである。

日本時間の5月22日20時34分、Cetusの公式Xアカウントが、プロトコル上の問題を発見し、スマートコントラクトを一時停止したと発表した。
その後Cetusは23日0時00分の投稿で2.2億ドルに相当する資産が不正流出したと明らかにした。

5時43分には、原因を特定してパッケージの修正に取り組み、エコシステムの開発者に周知したことを報告している。同時にCetusはSuiのバリデータと協力し、被害資産のうち1.6億ドル相当を凍結することに成功したと述べている。

犯人は盗難資産をUSDC(※2)へ変換し、イーサリアムチェーンに移動させるなど複雑な手口を用いていると複数のブロックチェーン分析アカウントが指摘している。

トークン市場も反応は敏感だった。CETUSトークンは発表直後から急落し、一時40%以上の下落を記録。Sui基盤の仮想通貨SUI自体も一時4ドル超から3.82ドルに下落した。

※1:Suiブロックチェーン:高い処理能力とモジュール設計を特徴とするLayer1型の分散型台帳技術。

※2:USDC:Circle社が発行する米ドルと1:1で価値を連動させたステーブルコイン。価格変動リスクが少なく、DeFi領域で広く用いられている。

Cetus事件を通じて問われる、DeFiの安全性と開発体制

今回のハッキングは、DeFi全体に対して重大な警鐘を鳴らした。特に、比較的新しいSuiチェーンに構築されたプロトコルが狙われた点は、今後の開発において「新興ブロックチェーン=脆弱」という印象を持たせる可能性がある。
これにより、投資家の慎重姿勢が強まり、DeFiプロジェクトに対する資金流入が一時的に鈍化する局面も考えられる。

一方で、凍結措置が部分的にでも成功した事実は、チェーン内連携の有効性を示す好例でもある。これを契機に、チェーンガバナンスやインターオペラビリティに関する枠組みの強化が進む可能性は高い。

Cetusは近日中に詳細なレポートを公開するとしているが、DeFi市場全体の信頼回復には時間を要する可能性が高い。
開発側の対応力、ユーザー側のリスク理解、そしてプロトコル設計の堅牢性が今後さらに問われることになるだろう。

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