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    マイクロソフト、「Copilot Tuning」と「Multi-Agent Orchestration」を発表 AI活用の次なる一手

    人工知能、AI

    2025年5月13日(米国時間)、マイクロソフトは米シアトルで開催された年次開発者会議「Build」にて、企業向けAIの機能拡充を発表した。
    業務効率化やAIの個別最適化に向けた重要な一歩として注目されている。

    目次

    AIの現場適応力を高める「Copilot Tuning」と「Multi-Agent Orchestration」の登場

    新機能「Copilot Tuning」は、企業独自の知識や業務フローをAIに学習させ、ノーコードでカスタムエージェントを構築する。
    たとえば、法律事務所が契約書作成を自動化するといった業種別の実装が想定されており、2025年6月から早期導入プログラムの一環として提供開始となる見込みだ。

    さらに、複数のエージェントが連携し、情報を共有しながらタスクを進める「Multi-Agent Orchestration」も登場した。
    プロジェクト管理や複雑な業務フローを効率化する仕組みであり、現在はパブリックプレビュー段階にある。

    開発者向けには、Copilot Studioと連携可能なAIモデル管理基盤「Azure AI Foundry Models」や、組織固有の権限を付与する「Entra Agent ID」なども発表されている。
    これにより、セキュリティと柔軟性を両立したAI運用が可能になる。

    また、エージェントのパフォーマンスを可視化する「Agent Feed」や、自然言語でアプリ構築を支援する「Solution Workspace」など、開発プロセス全体の効率化も視野に入れた構成となっている。

    SLM活用とカスタムAI戦略がもたらす業務変革の可能性

    マイクロソフトは汎用AIから脱却し、ニーズに応じた「専門化されたAI」の構築を戦略の軸に据えている。その要となるのが小規模言語モデル(SLM)の導入であり、軽量かつ高精度なモデルによって、個々の企業のデータエコシステムに即したAIが実現しやすくなる。

    このアプローチは、クラウドやセキュリティ要件が厳格な業界でも応用可能で、業界特化型AIの普及を後押しするだろう。
    特に金融、法務、医療といった分野では、標準的なLLMでは対応しきれない細かな専門知識への対応が求められるため、SLMはその最適解になり得るはずだ。

    Copilot APIやMicrosoft 365 Agents Toolkitの登場により、社内ツールとの統合や柔軟なUI設計が可能になる。こうしたツールは、従来の開発コストと時間を削減しつつも、機能面を向上させることにもつながるだろう。

    市場全体の動向として、AIの汎用化から専用化へという流れは今後も強まっていくと予測できる。最終的に、マイクロソフトの方向性が市場での優位性へとつながるかは、ユーザビリティと導入実績次第だろう。

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