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    電気使用量から高齢者の健康を見守り 福島県猪苗代町がAI活用を開始へ

    独居高齢者の電気使用量をAIで解析し、介護予防につなげる取り組みを福島県猪苗代町が開始すると、2025年5月15日に報道された。
    2025年7月から開始される予定で、町民の健康寿命の延伸を目指す。

    目次

    電力データとAI解析で高齢者のフレイル兆候を検出

    猪苗代町が、高齢者の健康状態の変化を早期に捉えるため、新たな試みに乗り出した。
    日々の電気使用量の変動をAIが解析することで、生活パターンの変化を把握する。
    対象は要支援・要介護認定を受けていない独居高齢者で、希望者の自宅に設置されている電力スマートメーターを活用する。

    町によると、健康な高齢者は外出や掃除、調理などで電気使用量の変動が大きい。一方、認知症や身体機能低下により活動量が減ると、電力使用パターンが単調になる傾向にある。
    その変化、「フレイル(虚弱)」をAIが検出するという仕組みだ。

    解析結果は提携事業者から町に毎月報告され、異常があれば保健師が訪問し聞き取りや健康指導を行う。
    介護が必要となる前段階で食生活改善や運動習慣の提案、地域サロンへの参加促進などの支援を行うことで、要介護リスクの軽減を図る。

    同取り組みには中部電力グループが開発した見守りシステムが活用される予定である。
    見守りシステムは、県外ではすでにフレイル予防の実績があるが、福島県内市町村での導入は初めてとなる。

    地域見守りの新モデルへの期待と今後の展望

    猪苗代町の65歳以上で独居の高齢者数は、2023年9月末時点で972人と2021年の900人から約1割増加している。
    町保健福祉課の湯沢悦子係長は「少しでも早くフレイルの兆候を捉え、適切な支援を展開する。町民の健康寿命延伸に向け、気軽に利用してもらいたい」と語っている。

    福島県の健康寿命は2022年時点で男性71.89歳(全国42位)、女性74.74歳(全国43位)と全国下位にあり、対策が急務となっている。
    県健康づくり推進課も「後期高齢者の増加に対応するため、フレイル予防の取り組みがますます重要になる」との見解を示している。

    一方で、課題もある。
    AI解析による見守りはプライバシー保護や誤検出リスクへの配慮が不可欠だ。また、デジタル技術に不慣れな高齢者への周知と理解促進も重要である。

    同様の事例として、浪江町では2021年4月から電球の点灯記録と通信機能を活用した見守りサービスが導入されている。
    最新技術を活用した両取り組みに、今後も注目したい。

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