ビットコインDeFiに追い風 ルートストックのハッシュレート81%到達でセキュリティ強化が進む

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2025年5月8日に公開された米メッサーリ社の最新レポートにより、ビットコインを基盤とするDeFi領域のセキュリティが大幅に向上していることが判明した。背景には、ハッシュレート(※)シェアの大幅な拡大がある。

目次

ルートストックがもたらすビットコインDeFiの堅牢性 ハッシュレート急上昇の背景

今回発表された「ルートストックの状況(State of Rootstock)」によると、ルートストックのハッシュレートシェアは過去3か月間で56%から81%へと急激に増加したという。この数字は、ビットコインのマイニングネットワークに属する主要プールが、ルートストックのトランザクション処理を積極的に担っていることを示している。

中でも、ファウンドリーやスパイダープールの参入はセキュリティの向上に大きな影響を与えており、これによりルートストック上でのトランザクションはビットコイン並みの耐改ざん性を持つこととなる。

ルートストックの優位性は、手数料構造にも表れている。メッサーリによれば、トランザクション手数料はビットコイン平均より95%安く、イーサリアムと比較しても55%低い。このコスト面でのメリットは、開発者やユーザーにとって大きな魅力となり、結果としてエコシステムの拡大を促進していると言える。

さらに注目すべきは、ルートストックがスマートコントラクトによるDeFi展開を可能にしている点だ。特に、プログラミング言語「BitVMX」の導入は、ビットコイン上で高度な金融機能を実現するための重要な要素とされており、BTCFi(ビットコイン金融)の普及を後押ししている。

多チェーン接続で広がる可能性 BTCFiエコシステムの未来像

ルートストックの強みは、単なるセキュリティ強化にとどまらない。その中核をなすのは「レイヤーゼロ」と呼ばれるクロスチェーンブリッジ技術で、これによりイーサリアムやソラナといった主要ブロックチェーンとの接続が可能になっている。

このマルチチェーン化の流れは、ビットコイン由来の資産を他のDeFiエコシステムへと展開する道を開く。従来、ビットコインは技術的制約からDeFiとの親和性が低かったが、今後はBTCベースの流動性が他チェーンにも波及し、新たな資金流入を引き寄せる可能性が高い。

メッサーリのアナリストであるアンドリュー・ヤン氏は、こうした技術的進化に加えて、ルートストックが教育リソースへの投資にも注力している点を指摘する。これは、開発者コミュニティの育成に直結し、長期的な持続可能性を確保する施策とみなされている。

ビットコイン本来の価値を維持しながら、スマートコントラクトやDeFiの利便性を取り込む。この二律背反とも言える構造を実現しつつあるルートストックは、BTCFi領域において存在感を強めつつある。セキュリティ、手数料、接続性の三位一体が、次世代金融の鍵を握るかもしれない。

※ハッシュレート:ブロックチェーンネットワーク全体における計算能力の総量を指す指標。セキュリティと直結し、数値が高いほど攻撃に強いとされる。

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