手塚ユニバース×Web3に中川翔子〈しょこたん〉が公認クリエイターに就任

2025年5月7日、日本国内で発表されたWeb3プロジェクト「手塚ユニバース」において、中川翔子氏が公認クリエイターとして参加することが明らかになった。
入賞作品のNFT化や商業化の可能性を含む本企画は、Web3とIPが融合する新たな創作の在り方を提示している。
「手塚ユニバース」が開く創作の新領域 中川翔子がもたらす注目度と広がり
「手塚ユニバース」は、ACGWORLDS社と手塚プロダクションが共同で展開するWeb3プロジェクト「TCOM(Tezuka Characters On March)」の一環である。
2025年4月30日から5月29日までの応募期間中、手塚治虫の100キャラクターを題材にした二次創作イラストを募集している。
6月3日から23日まで投票が行われ、7月2日に結果が発表される予定だ。
注目は入賞作品がNFT化される点に加え、手塚プロダクションの許可のもとでグッズ化や出版など商業展開の可能性が設けられている点だ。
賞金は総額150万円で、1位には100万円が授与される。
公認クリエイターとして選ばれた中川翔子氏は、歌手・声優・イラストレーターとして活動する一方、SNSでも大きな影響力を持つ。
Xフォロワーは約93万人、YouTube登録者数は96万人にのぼり、これまでディズニー公式アートコレクションでの商業実績もある。
今回のプロジェクトでも、彼女が描き下ろすイラストがSNSで発信される予定であり、企画全体の認知拡大が期待されている。
Web3がもたらす新しい創作経済圏
本企画では、特設サイトを通じて最大5作品の投稿が可能であり、すべてブロックチェーン上に記録される仕組みとなっている。
投稿は無料だが、ブロックチェーンの特性上、投稿や投票にはガス代が必要となる。
この設計により、参加者の創作は明確に保護され、後の商業展開においても権利関係が整理されやすくなると思われる。
「手塚ユニバース」は単なるファンアートの範囲を超えたクリエイター支援の新モデルであると言える。
将来的には、NFT販売やDAOを通じた参加型運営の実現も視野に入るため、Web3による創作エコシステムは着実に構築されつつある。
日本発のIPがグローバル展開されることにより、創作者とファンが共に価値を生み出す仕組みが広がることに期待したい。
特設サイト
https://creationevent.tcomglobal.io/
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