IBM、AI導入・統合を支援するエンタープライズ向けソリューション群を発表

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IBMは、2025年5月5日から8日にかけて米国ボストンで開催中の「IBM Think 2025」において、エンタープライズAIの導入と統合を支援する新たなソリューション群を発表した。

目次

AIエージェントの進化と統合機能の強化

IBMが今回発表したソリューション群は、“AIエージェント”の活用を視野に入れている。
AIエージェントの活用で課題となるのが、既存のアプリケーションやクラウド環境との連携性だ。

IBMはこれに応える形で「watsonx Orchestrate」にエンタープライズ対応のエージェントスイート(※1)を実装した。ノーコードからプロコードまで、用途やスキルに応じたエージェント構築を短時間で可能とし、人事、営業、調達など各業務に特化した事前構築済みのエージェントも用意されている。
さらに、AdobeやAWS、Microsoftを含む80以上の業務アプリケーションとの接続機能も搭載されており、複数のエージェント同士の連携調整やモニタリングまで一括して管理できる設計となっている。

加えて、IBMは新たに「Agent Catalog」を公開した。150以上のエージェントと構築済みツールの中から、目的に合ったものを企業が簡単に発見・導入できるよう支援する。

また、企業システムへのAI統合を容易にする基盤として発表されたのが「webMethods Hybrid Integration」である。これは、AIエージェントによる自動化とハイブリッドクラウドにおけるシステム連携を両立させるものであり、アプリケーションやAPI、ファイル転送など多様なインターフェースの統合管理を可能にする。

IBMは、データ管理の改善にも注力しており、「watsonx.data」を発表した。これは、オープンデータレイクハウス(※2)とデータファブリックの機能を組み合わせ、非構造化データをAIアプリケーションに接続することを支援する。

※1 データレイクハウス:データレイクとデータウェアハウスの特性を組み合わせたデータ管理アーキテクチャ。

※2 エージェントスイート:業務自動化に特化したAIモジュール群。各タスクを独立して処理できるよう設計されており、業務ごとに最適化されたエージェントの集合体。

今後の展望

IBMが発表したAIエージェントおよびデータ統合ソリューションは、企業の業務プロセスにおけるAIの活用を新たな段階へと導く可能性がある。
特に、watsonx Orchestrateによるノーコードでのエージェント構築や、Agent Catalogの提供により、企業は迅速かつ柔軟にAIエージェントを導入・運用できるようになると予想される。

さらに、webMethods Hybrid Integrationを活用することで、ハイブリッドクラウド環境におけるアプリケーションやAPIの統合が容易になり、既存の業務プロセスへのAIの組み込みが加速するだろう。企業は業務の効率化や生産性の向上を実現し、競争力を強化できると考えられる。

また、watsonx.dataの進化により、非構造化データの管理と活用が一層進むと見込まれる。
これにより、企業は蓄積された膨大なデータから有益な洞察を得ることが可能となり、意思決定の質が向上すると期待される。

今後、これらのソリューションが広く普及することで、AIの導入が企業の標準的な業務プロセスの一部となり、デジタルトランスフォーメーションの推進力となると予測される。

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