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    Queue、社内AIアプリ運用のクラウドプラットフォーム「Squadbase」を正式公開

     2025年5月1日、株式会社Queueは、社内向けAIアプリの運用を支援するクラウドプラットフォーム「Squadbase」を正式に公開した。

    目次

    OSS開発の知見を応用、企業内AIアプリの運用を革新へ

    Queueが正式公開した「Squadbase」は、企業内におけるAIアプリケーションの運用と改善を高速かつ安全に行うためのクラウドプラットフォームである。
    最大の特徴は、開発者がStreamlitやNext.jsといった一般的なWebフレームワークを用いて開発したアプリケーションを、Gitのプッシュ操作のみで即座に本番環境にデプロイできる点にある。

    わずか180秒で実行環境が整い、アクセスログの収集とダッシュボード可視化まで一気通貫で行える点は、従来の社内運用に比べて圧倒的な効率性を示している。

    Queueはこれまでも、オープンソースのAIアプリ開発用フレームワーク「Morph」を開発し、AI技術の民主化を掲げてきた。しかしMorphを用いたアプリの運用段階で、「安全かつ継続的に利用者に届ける手段がない」という課題に直面した。
    これを受けて、アプリのセキュアな共有と迅速な改善サイクルを実現するためのプラットフォームとしてSquadbaseが企画された。

    セキュリティ面でも、OIDC(OpenID Connect)(※)による認証機構、TLS1.2に準拠した通信、さらにはデータ暗号化を標準実装し、社内情報を扱う上での信頼性を確保している。加えて、アプリ単位でのRBAC(ロールベースアクセス制御)設定と詳細なログ管理により、厳格なアクセスコントロールが可能となっている。

    さらに、Squadbaseにはアプリ内に自動でコメントボックスを挿入するフィードバック機能が搭載されており、現場ユーザーからの意見をリアルタイムで開発者に届ける仕組みが整えられている。これにより、開発と運用の分断を解消し、機能改善のスピードが飛躍的に向上することが期待される。

    なお、料金体系は無料プランと利用規模に応じた従量課金制の有料プランで構成されている。

    ※OIDC(OpenID Connect):OAuth2.0をベースにした認証プロトコルで、ユーザーのIDを安全に管理・共有する仕組み。

    今後の展望、AI解析による自動改善で差別化

    Queueは今後、SquadbaseにAI解析機能を統合する計画を明らかにしている。具体的には、アプリケーションの利用ログをAIが解析し、最適なリソース配分やプロンプト改善を自動で提案する機能を2025年内に実装予定だ。
    これにより、運用効率のさらなる向上と、開発者の作業負荷軽減が図られると見られる。

    競合サービスには、クラウドAIアプリのホスティングに特化した海外製SaaSなどが存在するが、Squadbaseは日本発かつ社内運用に最適化された設計思想が強みだろう。

    Squadbaseの登場は、企業内でのAI活用をより身近にし、業務効率化や意思決定支援の高度化に寄与する可能性がある。単なるAIアプリのホスティングツールを超えて、「継続的改善の文化」を社内に根付かせる基盤としての役割を果たす存在になり得るだろう。

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