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    化学大手トクヤマ、生成AI特需で2期連続増益 2025年3月期は最終利益31.8%増の233億円

    2025年4月28日、国内化学大手のトクヤマが2025年3月期の連結決算を発表した。生成AI需要の高まりを受け、半導体向け材料の販売が伸びた結果、最終利益は前期比31.8%増の233億8800万円となり、2期連続の増益を達成した。

    目次

    生成AI需要が押し上げた業績 トクヤマが2期連続で増益達成

    トクヤマが公表した2025年3月期の決算では、売上高は3430億7300万円(前年同期比0.3%増)となった。業績を牽引したのは、生成AIの拡大を背景に需要が急伸している半導体市場における多結晶シリコン(※)の販売である。

    トクヤマは1918年創業の老舗化学メーカーで、主力は化学品、半導体材料、ライフサイエンス関連製品。中でも半導体向けの多結晶シリコンは、AI演算を担う高性能チップの製造に不可欠な素材であり、同社の強みが最大限に発揮された形だ。
    特に2024年後半からは、生成AIの実用化が企業レベルで加速し、サーバー需要が拡大。これに対応した素材供給力が評価されたと言える。

    原材料価格の安定化とともに、製造工程の効率化が進められたことで、収益性の改善に成功している。単なる外的需要の追い風だけでなく、企業努力による構造的な底上げがあったことが読み取れる。

    ※多結晶シリコン:複数の結晶粒から構成されるシリコン材料。太陽電池や半導体基板などに使用される。生成AIの処理を支える半導体製造に欠かせない。

    今後の業績も堅調な見通し 生成AIブームが中長期の成長を後押し

    トクヤマは、2026年3月期についても増収増益を見通している。この予測は、生成AIのさらなる普及や半導体産業の成長が続くとの前提にもとづいたものだ。

    今後の課題となるのは、需要増に対する安定的な供給体制の維持と、他社との競争における差別化だ。特に、生成AI用途においては品質のばらつきが性能に直結するため、製造技術の高度化が一層求められるだろう。
    また、地政学的リスクやサプライチェーンの分断といった外部環境への対応力も、企業の成長持続性に大きく影響してくる。

    生成AI市場は依然として拡大基調にあり、トクヤマのように素材面で支える企業の重要性は高まっている。
    今後も需要を的確に捉えた製品開発と生産戦略が、業績のカギを握ると考えられる。

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