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    PayPal、「PYUSD」に報酬プログラム提供へ、年率3.7%の利回り

    2025年4月23日、米決済大手PayPal(ペイパル)は、独自の米ドル連動型ステーブルコイン「PYUSD」を保有する米国ユーザーに年率3.7%の報酬を提供する新たなロイヤリティプログラムを2025年夏から開始すると発表した。

    目次

    米国ユーザー対象に報酬還元、暗号資産市場での競争力強化を狙う

    本プログラムは、米ドルに連動するステーブルコイン(※1)「PayPal USD(PYUSD)」を保有する米国内のユーザーを対象に、年率3.7%の報酬を提供するというものだ。対象となるのは、PayPalおよびその傘下にあるVenmoの利用者である。
    ただし、ニューヨーク州在住のユーザーは法規制の関係により、当初は利用不可とされている。

    報酬を受け取る条件はシンプルで、ユーザーが自身のPayPalもしくはVenmoのウォレット内にPYUSDを保有していれば良い。

    さらにこの報酬は、PayPal加盟店での決済やユーザー間の送金、PayPal提供の海外送金サービスである「Xoom(ズーム)」を利用した国際送金、さらには1:1のレートによる法定通貨への変換や他の暗号資産との交換といった多様な用途に活用可能となっている。

    PayPalは2024年11月に、クロスチェーン通信を実現するオムニチェーンプロトコル「LayerZero(レイヤーゼロ)」と統合し、イーサリアムとソラナ間でのPYUSDのクロスチェーン転送に対応している。
    この技術統合により、異なるブロックチェーン間でもPYUSDの転送が可能になり、より柔軟な資産運用を実現している。

    ※1 ステーブルコイン:価格の安定性を保つために法定通貨などに価値を連動させた暗号資産の一種。PYUSDは米ドルに連動しており、価格変動リスクが小さいのが特徴。

    PayPalのWeb3戦略における重要布石、ユーザー囲い込みと市場拡張への布石

    今回の報酬プログラムは、PayPalが暗号資産業界において明確な存在感を示すための布石と位置づけられる。
    年率3.7%という高利回りは、従来の銀行預金や他のデジタル資産サービスと比較しても競争力が高く、暗号資産初心者にとっても参入のハードルを下げる効果が期待できる。

    また、ユーザーが報酬を受け取るためにPYUSDをウォレット内に保有するという構造は、プラットフォーム内の資産流動性を高めるだけでなく、PayPalエコシステムへの継続的な関与を促すものでもある。
    これにより、既存の決済ユーザーがWeb3領域に自然と接続される導線が形成され、Web2からWeb3へのスムーズな移行が狙える。

    今後の展開によっては、他の大手フィンテック企業が同様の報酬プログラムを打ち出す可能性もあり、競争の激化が見込まれる。

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