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    AndGo製の国産ウォレットに注目、法人向け導入支援がスタート

    2025年4月18日、デジタルアセットマーケッツが、国産のハードウェアウォレットであるAndGo製品の法人向け導入支援を開始した。海外製品が主流を占める日本国内市場において、安全性と操作性を兼ね備えた国産ソリューションが新たな選択肢となる可能性が高い。

    目次

    海外製が主流の中、国産ウォレットが法人ニーズに対応 セキュリティ重視の導入支援策

    日本国内のデジタルアセット管理市場では、依然として海外製ハードウェアウォレットが大きなシェアを占めている。多機能でグローバルな対応力が評価される一方で、運用や法的対応、サポート体制の面で課題も残る。こうした状況を背景に、デジタルアセットマーケッツは新たな一手を打った。

    今回支援の対象となるAndGo製ハードウェアウォレットは、コールドウォレット(※)システムを採用している。これはインターネットと切り離された環境でデジタルアセットを保管する方式であり、不正アクセスのリスクを大幅に抑えられる設計だ。

    さらに、マルチシグネチャによる署名分散、秘密情報を複数の当事者で処理する秘密分散MPC(Multi-Party Computation)、そして操作と署名を分離する権限分離機能といったセキュリティ強化策も実装されている。
    これにより、金融機関や商社といった高いセキュリティ水準を求める法人にも対応可能となる。

    また、この支援策は、金融システム開発を手がけるインタートレードがAndGoの株式を取得したことをきっかけとして動き出した。株主としての立場を活かした連携により、製品導入から運用までを包括的にサポートできる体制が整えられつつある。

    ※コールドウォレット:オフライン環境でデジタル資産を保管する方法。ネットから切り離されることでハッキングのリスクを最小化する。

    国産ウォレットが市場に与える波及効果 管理の内製化と標準化が進む可能性

    AndGoのウォレットは、すでに国内の暗号資産交換業者6社、大手商社などで利用実績がある。
    信頼性の証明が進む中で、デジタルアセットマーケッツが推進する支援体制は、さらに広範な法人への普及を後押しすると見られる。特に、企業がデジタルアセットの管理を内製化したいというニーズが高まるなかで、国産プロダクトの存在意義は増している。

    これにより、国内市場では管理体制の標準化が進み、セキュリティに対する信頼性や導入後の保守運用の容易さといった点でもポジティブな影響が期待される。
    導入支援という形での普及戦略は、単なる販売促進に留まらず、日本企業のデジタル資産戦略そのものに変化をもたらす可能性がある。

    国産ウォレットはセキュリティ面で期待される一方、グローバル対応や多機能性で海外製品に劣る可能性がある。高度な機能や多様な通貨を求める法人では選択肢が限られる。
    また、普及には時間を要する可能性も考慮すべきだ。海外製品に慣れた企業が移行するには教育コストが発生し、抵抗感も生じうる。導入支援策の効果浸透には時間を要するだろう。

    今後、国内企業向けに最適化された管理ソリューションの提供の継続により、海外製品との選択肢が並び立つことで、国内市場の技術多様性と競争力が高まり、日本発のセキュアなウォレット技術の存在感が確立されていくだろう。

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