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    TSMC、AI需要の追い風で過去最高決算を更新 熊本第2工場も年内着工へ

    2025年4月17日、台湾の半導体最大手TSMCが2025年1〜3月期決算を発表した。AI向け半導体の需要拡大を背景に、売上高・純利益ともに過去最高を更新した。

    目次

    AIブームがTSMCの業績を押し上げ、売上高・純利益ともに過去最高を記録

    台湾積体電路製造(TSMC)が発表した2025年1〜3月期決算によると、売上高は前年同期比41.6%増の8392億台湾元(約3兆6800億円)に達した。
    また。純利益も60.3%増の3615億台湾元(約1兆5800億円)となり、いずれも四半期としては過去最高の水準を記録した。
    売上・利益ともに5四半期連続の増収増益という結果は、同社が世界の半導体市場において依然として強い競争力を維持していることを裏付けている。

    この好調の背景には、AI向け半導体需要の急速な拡大がある。
    とりわけデータセンターや自動運転関連企業からの需要が旺盛で、TSMCが手掛ける3ナノメートルおよび5ナノメートルプロセスの先端半導体が、高性能計算やAIモデルの学習用途で積極的に採用されていることが大きく寄与している。

    魏哲家CEOも「AI関連半導体の需要は依然として強力だ」と言及し、市場の追い風が業績の原動力となっている現状を明らかにした。

    一方、米国による対中半導体規制や関税政策の影響が懸念されるが、現時点で顧客の発注行動に大きな変化は見られていないという。
    このコメントは、TSMCが顧客との安定的な取引関係を築いていることを示す材料となった。

    熊本第2工場が示すTSMCの長期戦略、日本市場の存在感を強化

    TSMCは今回の決算発表の中で、日本国内における新たな成長戦略についても触れている。熊本県菊陽町で進行中の第2工場建設計画に関して、2025年内に着工する方針であることを正式に表明した。
    この新工場はAIや自動運転車向けの先端半導体の量産を目的としており、完成後は日本国内での安定供給体制を強化する要となる見込みだ。

    TSMCは2025年通年の売上高見通しとして、ドルベースで前年比20%台半ばの成長を維持する計画を掲げている。
    AI向け半導体市場の需要が引き続き堅調であることを背景に、今後も供給網の拡大と製造能力の増強が進む可能性が高い。

    今回の発表は単なる好決算にとどまらず、地政学リスクや市場競争をにらみつつ、世界的なAI需要の波を先取りするTSMCの戦略的布石とも読み取れる。

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