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    MetaがApple Intelligenceを全面ブロック iOSアプリでの利用停止が波紋呼ぶ

    2025年4月16日、MetaがAppleのAI機能「Apple Intelligence(※)」の使用を自社アプリ内で全面的にブロックしたと報じられた。この動きは、単なる企業間の対立に留まらず、AIを巡る覇権争いが表面化した象徴とも言える。

    目次

    Metaが自社AIへの囲い込み強化、Apple Intelligence排除の背景と狙い

    iPhoneやiPadユーザーはMeta製アプリ内でAppleのAIを利用できない状態にある。
    具体的には、Facebook、Instagram、WhatsApp、ThreadsといったiOSアプリにおいて、Appleが提供するAI機能「Writing Tools」やカスタム絵文字「Genmoji」の利用が不可能となった。

    さらに、Instagram Storiesでの「Apple製キーボードステッカー」や「Memoji」の自動提案といった機能も削除されたという。
    この状況はMetaが方針を変更しない限り、当面続く見込みだ。

    背景には、MetaとAppleの長年にわたる緊張関係がある。
    特にApp Storeの収益構造や、広告に関わるプライバシーポリシーを巡って両社は度々衝突してきた。
    MetaはApple Intelligenceへの自社AI「Llama」統合について協議を行っていたが、最終的に提携は成立せず、対立の火種となったとみられている。

    Metaの狙いは明確だ。
    自社の「Meta AI」には、すでにFacebookやInstagramのチャット機能に統合されており、テキスト生成や画像生成などの機能をユーザーに提供している。
    今回の措置により、Appleによるプラットフォーム支配を回避し、AI領域での独自色を強調する狙いがあると考えられる。

    今後の業界動向とMetaの方針転換の可能性

    Metaの決定は、iOSユーザーにとって少なからぬ不便をもたらすだろう。
    「Apple Intelligence」が強みとする直感的な執筆支援や、ユーザーの個性に合わせた絵文字の生成機能が使用不可となる点は、体験価値の低下につながるはずだ。

    一方、Metaが推奨する「Meta AI」は、Apple製OSと深く連携しているわけではなく、操作性や利便性において差があると考えられる。特にApple製デバイスに慣れたユーザーにとっては、別のAIシステムを学習し直す必要があるため、大きな負担となり得る。

    今後の展開として注目されるのは、Metaがこの方針を維持するのか、あるいはユーザーの反発や市場動向を受けて軌道修正するのかという点だ。加えて、Apple側が他のアプリ事業者と提携を進めることで、Metaへの対抗措置を講じる可能性も十分にある。

    このようなAI機能の囲い込み合戦は、他のビッグテック企業にも波及すると予測される。GoogleやAmazonも自社AIの囲い込みを強化しており、今後はユーザーがどのプラットフォームを選ぶかによって、享受できるAI体験が大きく左右される時代が到来するだろう。

    ※Apple Intelligence:AppleがiOS 18以降で導入したAI機能群。文章生成支援の「Writing Tools」や、カスタム絵文字作成の「Genmoji」などを含む。

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