オプテージ、米GMI Cloudと日本リージョン開設で提携 GPU活用でAI基盤構築を加速

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2025年4月14日、日本の通信事業者オプテージは、米GPUクラウドプロバイダーGMI Cloudと提携し、日本リージョンの開設に向けた戦略的パートナーシップを発表した。
関西エリアでのGPUサーバー検証を通じ、AIインフラの構築と日本企業のAI導入を後押しする狙いがある。

目次

生成AI時代に向けたインフラ強化、日本企業のAI活用加速へ

今回の提携の背景には、国内におけるAI技術の需要急拡大がある。
生成AIや大規模言語モデル(LLM)の活用が企業の競争力強化に不可欠となる中、日本市場においては計算資源の不足が導入障壁の一つとなっている。
オプテージとGMI Cloudの連携は、こうした課題を解消するためのインフラ整備の一環であり、特に生成AIや機械学習など高度な演算処理を必要とする分野に向けた支援体制の強化にあたる。

GMI Cloudが提供するGPUクラウド基盤は、NVIDIA製の高性能チップ「HGX B200」を搭載した物理サーバーをベアメタル(※)形式で提供する。
ユーザーは、GPUを1基単位・1時間単位で柔軟に利用でき、即時および将来の予約も可能だ。
高効率なマルチテナント処理を可能にする「GPU Cluster Engine」が実装されており、AIアプリケーションの運用と同時に、サイバー攻撃に対するデータ保護も実現している。

このパートナーシップの初期フェーズでは、関西エリアにあるオプテージの設備を活用し、GPU Cluster Engineの実装および基盤運用の検証が行われる。
検証終了後には、有償トライアルサービスの開始が予定されており、国内AIプロジェクトにとって重要な選択肢となる可能性がある。

※ベアメタル:クラウドで提供される仮想化されていない物理サーバー。ユーザーはOSやミドルウェアを自由に構築でき、処理性能を最大限に活用できる点が特長。

インフラから戦略支援まで担うオプテージ 今後の展望

オプテージは、ネットワーク、データセンター、ITソリューション、ビジネスコンサルティングといった多角的なサービスを提供し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援してきた実績がある。
今回の提携も、同社が掲げるDX推進戦略の一環であり、AI活用における「実行環境」の整備に向けた先行投資といえるだろう。

一方で、課題も少なくない。
まず、国内における高性能GPUの物理設置・運用には莫大な初期投資と維持費がかかる。
GMI Cloud側の技術力とリソースが十分に日本のインフラ環境と噛み合わない場合、スムーズな展開が難航する恐れがある。
今回の提携は、日本国内でのAI基盤整備の布石に過ぎない。
今後、関西エリアでの検証結果を踏まえたうえで、全国展開や自社データセンターへのGPU導入が進む可能性が高い。
特に、グローバル基準のGPU基盤を日本ローカルで提供できる体制が確立されれば、海外大手クラウドに依存せず国内でAI開発を完結できるようになる点は、産業政策上も大きな意味を持つだろう。

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