NTTデータがQuollioと提携 企業データ活用を加速する「日本発データカタログ」展開へ

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2025年4月11日、NTTデータは国内スタートアップのQuollio Technologiesとソリューションパートナー契約の締結を発表した。この提携により、日本企業向けに最適化されたデータカタログ製品の展開が本格化し、企業内のデータ活用とAIエージェントの精度向上が一段と進む見通しだ。

目次

日本特化のUIと柔軟な導入性が武器、Quollioの強みを活かすNTTデータの戦略

今回の提携の軸となるのは、Quollio Technologiesが提供する「Quollio Data Intelligence Cloud」というデータカタログ製品だ。
NTTデータはこの製品の提供および活用・定着支援を4月に開始すると発表しており、日本の企業文化や業務特性に精通する同社は、現場の使いやすさを重視したUI/UXを持つSaaS製品を展開している。
これにより、ユーザーはデータの意味や関係性を直感的に把握しやすくなる構造が整えられる見込みだ。

製品の特徴は、カスタマイズ可能なプロパティ設計にある。
企業ごとに異なるメタデータ(※)を柔軟に統合できるため、組織横断的なデータ管理が可能になる。さらに、アクティブメタデータ管理により、リアルタイムなデータ活用や属人化された業務知識の可視化が進む。
ワークフローの自動化支援など、実務との連携にも注力している点が注目される。

また、導入形態にも工夫がある。
Quollioの製品は独立型での導入が可能で、初期コストを抑えながらスモールスタートを切れる設計となっている。
これにNTTデータが持つデータマネジメントの知見を組み合わせることで、単なる製品導入にとどまらない“伴走型”の支援が実現できると考えられる。

※メタデータ:データそのものではなく、データに関する「説明データ」。ファイルの作成日時、担当者名、関連資料などの情報を指す。

生成AI時代の“文脈管理”に商機、AIエージェントの精度向上で得られるメリット

この提携で注目される要素の一つが、AIエージェント(※)との親和性である。
NTTデータが展開を進める生成AI活用コンセプト「SmartAgent」において、AIが業務をより高精度に遂行するためには、文脈情報や過去の意思決定履歴、用語の意味などを構造化された形で保有しておく必要がある。
そこで鍵となるのが、データカタログの整備だ。

企業内に点在する業務知識やコンテキスト情報を、Quollioのデータカタログを通じて一元管理できるようになれば、AIエージェントはより正確な判断と提案を実現できるだろう。
意思決定の質とスピードの両面で業務改善が期待でき、実行段階での「ミス」や「抜け漏れ」も減少する可能性がある。

今後、両社は企業内のデータ整備とAI活用を一体化させる取り組みを加速させる構えだ。
特に、生成AIがより複雑な業務領域へと進出する中で、その“基盤”となるデータカタログの整備は、避けて通れないプロセスとなるだろう。
国産技術による柔軟性と信頼性、そこに大手ITベンダーの支援体制が加わることで、日本企業におけるデータ活用の在り方に新たな選択肢が生まれようとしているのではないだろうか。

※AIエージェント:生成AIを活用し、業務の一部を自律的に実行するソフトウェア。単純な問い合わせ対応から業務プロセスの最適化まで幅広く活用される。

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