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    産総研の新AIスパコン「ABCI 3.0」が一般提供開始

    産業技術総合研究所は、2025年1月20日にAI開発向けスーパーコンピュータ「ABCI 3.0」の一般提供を開始した。
    国内トップクラスの性能を誇るこのシステムは、生成AIなど最先端技術の研究開発を支援しており、NVIDIA H200 GPU 6128基を搭載、従来比約7倍の演算性能を実現している。
    「ABCI 3.0」の一般提供は、日本の生成AI開発力強化に向けた重要な取り組みである。

    目次

    ABCI 3.0の特徴と性能

    産業技術総合研究所(産総研)が、AI開発向けスーパーコンピュータ「ABCI 3.0」(AI橋渡しクラウド3.0)の一般提供を2025年1月20日に開始した。

    この最新システムは、国内における生成AIをはじめとする最先端技術の研究開発に貢献することを目指している。

    ABCI 3.0は、圧倒的な計算能力を持つ。

    NVIDIA H200 SXM5 GPUを1台あたり8基搭載した高性能サーバーを766台導入し、合計6128基のGPUを備えている。これにより、システム全体のピーク性能は半精度演算で6.2エクサフロップスに達し、従来比約7倍の性能向上を実現した。

    ストレージシステムも大幅に強化され、QLC(クアッドレベルセル)の高密度フラッシュストレージを採用。

    物理容量75PBの大容量・高速ストレージシステムを搭載し、ストレージ容量と理論読み書き性能が従来の2倍以上に向上している。

    開発背景と期待される効果

    ABCI 3.0の整備は、経済産業省の「生成AIの基盤的な開発力強化に資する計算資源の整備」施策の一環として行われた。

    従来のABCI 2.0では、生成AI開発の需要急増に伴い、利用までの待ち時間の長時間化や必要なリソースの確保が困難になるなどの課題が生じていた。

    新システムの導入により、これまで不可能だった規模の大規模言語モデル開発や、実世界データを用いた基盤モデル開発、さらにはそれらを組み合わせたマルチモーダルAI開発などは、世界に伍する最先端AI技術開発を可能にさせると期待されている。

    産総研は、ABCI 3.0を生成AIをはじめとした最先端AI技術の研究開発・評価・人材育成に優先的に提供する方針を示している。また、NEDOポスト5G事業の一環として実施中の生成AI開発加速プロジェクト「GENIAC」とも連携し、開発成果の迅速な社会実装に向けた取り組みを推進するとしている。

    ABCI 3.0の一般提供開始から2025年3月30日までの期間は、「開発加速利用」に採択されると優先的に利用できる仕組みも導入された。これにより、国内の研究機関や企業が、世界最先端の計算資源を活用して生成AI開発を加速させることが可能となる。

    産総研は、ABCI 3.0の提供によって日本の生成AI研究開発がさらに促進し、より多くの人々がその成果を活用できるようになることを期待しているようだ。

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