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    伊藤忠テクノソリューションズとAITOMATICがタッグ 金融業や製薬業向けの「生成AI基盤」を提供

    2025年1月8日、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 (以下、CTC) は、米AITOMATIC社と販売代理店契約を締結し、金融業や製造業向けの「生成AI基盤」を提供すると発表した。
    この「生成AI基盤」を「特定分野に特化した小規模な言語モデル」と組み合わせることで、従来よりも高精度かつ、より業務に沿った回答の生成が可能となる。

    目次

    目的特化型モデルによる柔軟かつ高性能な回答生成

    近年、企業におけるAI活用のニーズが高まる中、より高度で専門的なAIソリューションが求められている。今回の提携は、そのようなニーズに応えるべく、両社の強みを活かして新たなソリューションを提供することを目的としている。

    AITOMATIC社の生成AI基盤は、特定の業務や専門分野の情報を学習した目的特化型モデル (SSM: Small Specialist Models) を構築できることが特徴である。複数のSSMを組み合わせることで、複雑なタスクに対して柔軟に対応することや、業務に適した回答を生成することが可能となる。

    SSMは短期間で特定領域の学習を行える点や、メンテナンス負荷を軽減させることができる点もメリットである。

    今回発表された「生成AI基盤」は、「AIエージェント」を搭載している。「AIエージェントは」、タスクの内容やユーザーの入力に応じて、最適なSSMを自動的に選択し、そのSSMを活用して回答を生成する。これにより、ユーザーは複雑な操作をすることなく、最適なAIソリューションを利用できる。
    さらに、クラウドとオンプレミスの両方に対応することで、高セキュリティな環境を提供している。

    金融業界向けAI投資アドバイザリーソリューション開発も推進

    CTCはこの生成AI基盤から、「財務・非財務データ」「貯金やネットバンキングのマニュアル」などを基にした『金融業界に特化したSSM』を構築する。

    これを活用し、回答精度の評価・チューニング、システム基盤の構築、保守運用などを行う見通しである。

    また、本基盤を活用して、投資のリスクや利益を含めた投資ポートフォリオについてアドバイスしたり、質問・相談にチャット形式で応答したりできる、「対話型のAI投資アドバイザリーソリューション」を開発している。
    これにより、金融分野における顧客サービスの向上や業務効率を改善することを目指している。

    業界への影響と今後の動き

    今回の契約は、生成AIの活用がますます加速していくことを示唆している。
    特に、SSMは特定業務への特化が容易であることから、今後さまざまな業種・業態において導入が進むものと予想できる。
    たとえば、製造業では製品の品質管理、医療業界では患者のカルテ分析など、さまざまな分野での活用が期待される。

    CTCは、「今後、金融分野でのSSMの開発を行いながら、製造業を含めた様々な業界向けのSSMも拡充し、生成AIを活用したお客様のDXを幅広く支援していきます」とコメントしている。
    同社は、今後も生成AIの導入・普及に力を入れる方針であり、顧客企業のビジネス変革を支援することを目指しているため、今後の展開に注目が集まる。

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