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リコーが360度画像から集客写真を自動生成 不動産撮影を効率化

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年9月30日、国内のリコーは、不動産事業者向け「RICOH360 ビジネスパッケージ 集客AI」で、360度カメラ「RICOH THETA Ⅹ」の本体搭載AIから集客用写真を自動生成する新機能を10月中旬より提供開始する。1回の撮影で写真生成まで完結し、物件掲載の迅速化を支援する。

THETA本体のAIが集客用写真を自動生成

新機能「THETA内画像切り出し機能」は、不動産専用モデルのRICOH THETA Ⅹで撮影した360度画像から、集客に適した通常の写真を複数生成するものだ。カメラ本体に搭載したAIが空間や設備を認識し、適切な範囲を切り出したうえで、水平や画角を整えた写真を自動生成する。

従来、不動産の営業担当者は360度画像を撮影した後、ポータルサイトや自社サイトなどに掲載する通常の写真を別途撮影し、さらに掲載用の写真を選定する必要があった。撮影漏れや写真不足があれば追加撮影や物件への再訪問も発生するため、物件情報を早期に発信するうえで業務負担が課題となっていた。

今回の機能では、1回の撮影で得た360度画像を活用し、複数の集客用写真を作成できる。生成した写真は不動産ポータルサイトへの掲載だけでなく、自社サイト、SNS、チラシなど幅広い用途に利用可能だ。

処理はカメラ内で完結するため、撮影担当者は従来の撮影フローを大きく変えずに利用できる。リコーは2026年5月からLIFULLと連携し、360度画像から物件紹介動画を自動生成する取り組みも進めており、今回はその第二弾として写真生成まで対応範囲を広げる形となる。

※RICOH360 ビジネスパッケージ 集客AI:360度画像を活用し、物件の集客用コンテンツ生成を支援する不動産事業者向けサービス。

撮影効率化で掲載を迅速化 生成品質が鍵に

今回の機能によって、不動産事業者は撮影から集客コンテンツの準備までにかかる作業を減らせる可能性がある。写真選定や追加撮影の負担が軽くなれば、営業担当者が顧客対応や提案活動に時間を振り向けやすくなり、物件情報を発信するまでのリードタイム短縮にもつながると考えられる。

特に、1回の撮影データから360度画像、通常写真、物件紹介動画へと用途を広げられる点は大きい。ポータルサイトだけでなく、SNSやチラシなど媒体ごとにコンテンツを用意しやすくなれば、同じ撮影データをより多面的に活用できる環境が整う。

一方で、AIが自動生成する写真が常に物件の魅力を適切に伝えられるとは限らない。
リコーの検証ではリビングや居室、バルコニーなどで高い評価を得ており、とりわけリビングでは空間の広がりや開放感が評価されたが、物件ごとに最適な構図や訴求点は異なるため、用途に応じた確認は引き続き重要になるだろう。

今後、写真と動画を一度の撮影から生成できる仕組みが定着すれば、不動産の集客業務そのものが撮影中心からコンテンツ生成中心へ変化する可能性がある。
リコーは「RICOH360 ビジネスパッケージ 集客AI」を通じ、業務負荷の軽減と集客用コンテンツの充実を両立する環境を提供していく。

リコー プレスリリース

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