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LegalOn、AIが複数契約を横断分析する新機能を提供開始 契約管理データと連携し法務確認を効率化

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年7月2日、株式会社LegalOn Technologiesは、法務特化型AIサービス「LegalOn」において複数の契約書をAIが横断分析する「ファイル分析機能」の提供を開始した。契約管理データとAI分析結果を一覧表示できる仕組みにより、法務部門の契約確認やリスク分析を効率化する機能として注目される。

AIが複数契約を横断分析 比較作業を効率化

今回追加された「ファイル分析機能」は複数の契約書をAIがまとめて分析し、その結果を表形式で一覧表示できる機能である。ユーザーは確認したい内容を入力するだけでAIが分析観点や分析用プロンプトを自動生成し、対象となる契約書を横断的に解析する。

分析結果は契約締結日や契約期間、取引先名、契約類型などの契約管理データと並べて表示される。そのため条項の有無や契約内容の違いを一目で比較できるだけでなく、分析結果から直接契約本文を確認することも可能になった。

法務部門ではM&Aにおけるデューデリジェンスや法改正対応、コンプライアンス強化、自社審査基準の見直しなどで、多数の契約書を横断的に確認する業務が発生する。しかし契約件数が増えるほど1件ずつ内容を確認し、比較・整理する作業は大きな負担となっていた。

例えば「再委託禁止条項が含まれる契約だけを確認したい」「損害賠償条項を契約ごとに比較したい」といった条件を入力すれば、AIが契約書を横断的に分析し結果を一覧化する。従来は人手で行っていた比較作業を大幅に短縮できる可能性がある。

AIと契約管理の融合で法務実務は次の段階へ

今回の機能で特徴的なのは、AIによる契約分析だけではなくLegalOn上で管理している契約管理データと組み合わせて活用できる点である。AIに毎回契約情報を抽出させる必要がなく、既存の管理情報を活用しながら実務に即した確認を進められる仕組みとなっている。

近年は生成AIを活用した契約レビュー機能が急速に普及しているが多くは個別契約の確認支援が中心だった。一方、本機能は複数契約を横断的に比較し、管理情報まで含めて分析対象とすることで契約ポートフォリオ全体を把握する用途にも対応できる点が特徴と言える。

これにより法改正への一括対応や社内ルール変更時の影響調査、契約リスクの棚卸しなど、大規模な契約管理業務の効率化が期待される。特に数百件規模の契約を保有する企業では、確認工数の削減効果は小さくないだろう。

一方で、AIによる分析結果をそのまま意思決定に利用するのではなく、最終的な法的判断は担当者や専門家による確認が欠かせない。今後はAIが契約書を読むだけの支援ツールから、契約管理データと連携しながら法務業務全体を支えるAIエージェントへ進化できるかが競争力を左右する重要な要素になりそうだ。

LegalOn Technologies プレスリリース

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