Web3最新ニュースまとめ|ブロックチェーン・NFT・暗号資産の動向など【2025/9/19-9/25】

今週のWeb3市場は、暗号資産が実体経済や伝統的金融システムへ本格的に浸透する動きが際立った一週間であった。
米国では、ドージコインやXRPといった主要アルトコインの現物ETFが初めて上場を果たし、投資商品の多様化が新たな段階に入ったことを示している。
一方、ラテンアメリカではトヨタの正規販売店がUSDT決済を導入するなど、ステーブルコインが国境を越えた高額決済の手段として実用化され始めた。
さらに、Google CloudがAIエージェント間の自律決済プロトコルを発表したことは、Web3技術が未来のデジタル経済圏で中核的な役割を担う可能性を感じさせる。
大手金融機関による高利回りレンディングの提供や大型キャンペーンも続き、市場の熱気は高まっている。
これらの動向は、単なる技術的な進展に留まらず、私たちのビジネスや資産形成にどのような変革をもたらすのだろうか。
2025/9/19-9/25のWeb3市場ハイライト
コインベース、USDCレンディング開始 従来比大幅な高利回り10.8%

ボリビアのトヨタ正規販売店ら、ラテンアメリカ初のUSDT自動車販売決済導入

米国初、ドージコインとXRPの現物ETFがシーボーBZX取引所で上場

SBI VCトレードとSBI新生銀行 SBIハイパー預金記念で1億円分XRP山分け配布

Google Cloud、AP2公開 AIエージェントでのステーブルコイン決済が可能に

2025/9/19-9/25のWeb3市場まとめ:市場の変化と最新動向
今週の動向は、Web3技術が金融インフラと決済の両面で実用段階へと移行しつつあることを明確に示している。
金融インフラの側面では、コインベースによる高利回りUSDCレンディングサービスの開始が挙げられる。
これは、分散型金融(DeFi)の仕組みを既存の大手プラットフォームが取り込み、一般ユーザーへ提供する流れを象徴する出来事だと言える。
日本国内でも、SBIグループが銀行・証券サービスと暗号資産XRPを連携させたキャンペーンを展開しており、伝統金融の顧客層をWeb3へ接続しようとする戦略が見て取れる。
決済分野では、ボリビアでのUSDTによる自動車販売決済の導入が、法定通貨の不安定な地域におけるステーブルコインの価値を証明した。
これらの事例は、企業がブロックチェーン技術を導入することで、新たな金融商品の創出や国際的な商取引の効率化を実現できる可能性を示唆している。
暗号資産を単なる投機対象ではなく、事業を加速させるツールとして捉える視点が、今後のビジネスにおいて重要になるのではないだろうか。