Web3最新ニュースまとめ|ブロックチェーン・NFT・暗号資産の動向など【2025/8/1-8/7】

今週のWeb3市場は、技術の社会実装と制度設計が同時に進行し、未来の輪郭を大きく描き出す一週間であった。
米決済大手ビザがステーブルコイン決済網を拡充し、金融インフラとしての実用化を一歩進めたことは、その象徴的な出来事と言えるだろう。
また、国内では金融庁が暗号資産の法規制に関する本格的な議論を開始しており、市場の健全な発展に向けた基盤整備が進んでいる。
一方で、ソラナは分散型スマートフォンというハードウェアからのアプローチでWeb3の普及を狙い、アート界では村上隆氏が開封体験という新たなエンターテインメント性をNFTに与えた。
これらの多様な動きは、Web3が投機対象の段階を越え、実用的なテクノロジーとして社会の各層へ浸透し始めたことを示しているのではないだろうか。
2025/8/1-8/7のWeb3市場ハイライト
ソラナ、分散型Web3スマホ「Solana Seeker」 50カ国以上で出荷開始

ETHMが約85億円分のイーサリアム購入 ナスダック上場に向け

村上隆のNFT、カード開封型「108 Flowers Revised」をBaseで販売

金融庁が暗号資産制度を協議 金商法移行とビットコイン保有企業が議題に

ビザ、PYUSDとEURCなど追加 ステーブルコイン決済対応範囲を拡充

2025/8/1-8/7のWeb3市場まとめ:市場の変化と最新動向
今週のWeb3市場は、大手企業による事業化と各国の制度整備が両輪となり、本格的な普及期へと向かう力強い動きが見られた。
特に注目すべきは、ビザが決済に利用できるステーブルコインの種類を増やしたことである。
これは、暗号資産がグローバルな決済手段として現実的な選択肢になりつつあることを示している。
この動きと呼応するように、日本の金融庁は暗号資産を「投資対象」と明確に位置づけ、金商法を軸とした制度への移行議論を始めた。
規制の明確化は、機関投資家や事業会社の参入を促す土壌となるだろう。
事実、イーサリアム特化企業ETHMは、ナスダック上場を見据えて大規模なETH購入を継続しており、暗号資産を財務戦略の柱とする事例も現れている。
Web3は今や、金融インフラから企業の財務戦略、そしてアートに至るまで、あらゆる領域で具体的なビジネスモデルを構築するフェーズに突入したと言える。