「ファンと共に、時代を進める」Gaudiy FanlinkがWeb3時代のエンタメを牽引

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この記事では、Gaudiy Fanlinkのサービスについて解説します。

音楽、アニメや漫画をはじめ、日本のIPコンテンツは世界中で人気があり、市場として大きな価値創出が期待されます。
ただし懸念されるのは、著作権の課題です。

Web3.0で利用されるブロックチェーンやNFTの技術は、唯一無二のトークンによってIPホルダーの著作権を守り、利益還元を促すことができます。

Gaudiy Fanlinkは、そういったWeb3.0の技術を利用し、IPホルダーや利用者の立場に立って市場を活性化するプラットフォームを提供している企業です。

企業設立の背景も含めて、世界観やサービス内容をご紹介していきます。

目次

Gaudiy Fanlinkとは?

Gaudiy Fanlinkのビジョン

Gaudiyは “ファンと共に、時代を進める” ことをテーマとしたWeb3.0スタートアップです。

2017年にDApps(分散型アプリケーション)に触れて、コンテンツの共創と価値の分配を可能にするWeb3.0の世界観に魅了され、翌年に創業されたと言います。

IPコンテンツ業界には著作権や業界構造に大きな課題があります。
Webの市場がプラットフォーム会社に依存していて、著作権侵害の懸念の他にも、コンテンツ制作者がデータ蓄積や利益を得ることができていないのが現状です。

また、市場としての盛り上がりが制作側ではなくプラットフォーム側のものとして捉えられることも問題視されています。
著作権違反のコンテンツが流れやすい点でも、コンテンツファンの貢献活動が報われづらいという問題がありました。

Gaudiy Fanlinkはそういった課題解決のためにWeb3.0を活用して業界構造を変革し、それぞれの顧客に合ったプラットフォーム制作の手助けをする役割を担い、ファンと共にエンタメ業界を盛り上げるための活動をしています。

Gaudiy Fanlinkの特徴

Gaudiy FanlinkはWeb3技術を駆使して、プラットフォーマーのような管理者でなく、コンテンツファンを主体としたコミュニティ創りに貢献しています。サービスとしては以下の特徴があります。

NFT、DID(分散型ID)などのブロックチェーン技術を活用している

市場のデータを蓄積、可視化できる

クロスメディア連携ができる

NFTやDIDをベースとしているため、デジタルコンテンツをファン同士で安全に取引することが可能です。
Gaudiy Fanlinkのサービスを利用すれば、従来難しいとされていた、複数メディアでのファンの活動を一元データ管理することができます。

データを使ってWebマーケティングへ役立てたり、ファンがどういうコンテンツを買ったのかを可視化してポイント配布するなど、コミュニティ内での活動を正しく評価・還元することで、エコシステムができ、ファンを主体とした共創型コミュニティを作ることができるのです。

また、コンテンツに合わせてプラットフォームをカスタマイズできるので、企業に合ったコミュニティを創ることができます。

Gaudiy Fanlinkのサービス

具体的にどのようなサービスを利用することができるのか、1つずつ見ていきましょう。

NFTのパブリックチェーンへの書き出し

コミュニティ活動で取得したNFTは、ユーザーがウォレットを繋ぐことで複数のパブリックチェーン(Ethereum、Polygonなど)へ書き出しすること可能。

コミュニティ内ストア

NFTやグッズの販売、コミュニティ内で生まれた二次創作物の配布が可能。PWA(Progressive Web Application)を採用しているため、ネイティブアプリ手数料が不要。

NFTサイン会

アイドル・俳優・作家・選手といった「推し」がオンラインLIVE配信中に書いたサインを、その時視聴しているファンだけがNFTのデジタルトレカとして受け取れる体験を提供する。

デジタルバックアップ

ゲームアプリ上でファンが持つ資産を、NFTとしてコミュニティにバックアップすることが可能。ゲーム運営終了後もファンの努力を形に残すこすことで、ファンに感謝される体験提供や、データ蓄積ができる。

ファンランク

クロスメディアでのファン活動を、機械学習を活用して統合的にスコアリング。スコアに応じたファンへの還元やファン体験の提供を実現する。

NFT電子書籍

二次流通が可能なNFTを活用した電子書籍の販売が可能。クリエイターに対して二次流通時の販売手数料の還元やプラットフォームへの手数料回避ができる。

NFTチケット

二次流通制御が可能なNFTを活用したチケットの販売が可能。直接ファンに販売することで、データ活用やNFTチケット所有者へのコンテンツ提供などの新しいファン体験を実現する。

横断的データ分析基盤

DID活用により、メディア横断的なデータ分析が可能。コミュニティ上での定性アンケートも簡単にでき、定量・定性両面から深い分析やデータ活用ができる。

ファン主導キャンペーン

デジタルで完結するマストバイキャンペーンや、ユーザー参加型キャンペーン(投票、クイズ、ビンゴ)などがノーコードで簡単に実施可能。SNS連動によりUGC創出やトレンドづくりを実現する。

実績は?

サービス提供先

日本のエンタメ業界をサポートしているため、音楽やアニメ漫画を始めとするポップカルチャーのシェアが大きいです。
実績としては、Sony Music Group、集英社、BANDAI NAMCO、ANIPLEX、Sanrio、東宝といった大手企業へサービス提供しています。

取り組み事例

Gaudiy Fanlinkのサービスが利用されている大きなコミュニティには、以下のようなものがあります。

約束のネバーランド公式コミュニティ「みんなのネバーランド」

スマホゲーム「22/7 音楽の時間」の公式コミュニティ「ナナコミ 」

マンガアプリ「GANMA!」公式コミュニティ「GANMA!コミュニティ」

フジテレビが主宰する世界最大級のアイドル・フェスティバル「TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)」公式コミュニティ「TIFコミュニティ」

映画・アニメ・原作・ゲームと連動した企画やファン主催のファンアート企画や、映画の半券で参加できるビンゴキャンペーンや、書籍のレシートで参加できるマストバイキャンペーン、コミュニティ限定の描き下ろしイラストNFT、オンラインNFTサイン会など、技術を駆使したファンサービスでコミュニティが盛り上がりました。

漫画AI翻訳の共同開発

漫画AI翻訳事業にも進出しています。


Gaudiy Fanlinkは2021年3月にMantra株式会社(以下、Mantra)とブロックチェーンを活用したマンガAI翻訳システムの共同開発を開始しました。


優れたマンガAI翻訳技術を持つMantra社と共同開発することにより、どんな作品でも即時性の高い多言語翻訳と海外販売が簡単に実現できる仕組みを構築し、日本のIPビジネスのさらなるグローバル成長を後押ししようとしています。

AIとブロックチェーンのコラボレーションです。

トークンエコノミー(コミュニティ)を利用して、漫画の多言語翻訳と海外販売までを即時的に実現することができたら、海外ファンには嬉しいサービスですね。

展望は?

2022年5月と8月に実施したシリーズBラウンドで総額34億円の資金調達を実施しています。


調達した資金は、国内外での人材採用、本格的なグローバル展開、コミュニティサービスの拡充、Web3メタバース事業の開発へ投入されるようです。


既に次の調達に動きはじめていることから、成長度が大変高い企業であると言えます。

更にGaudiy Fanlinkでは、サービスを広げていくためのパートナーを募集しています。まずはカジュアルな情報交換からでもよいみたいなので、気になる方は公式HPをチェックしてみてください。

世界を視野にエンターテインメント産業を広めていくというビジョンを持ち、先端技術を駆使し、積極的な企業連携をして新しいサービスを創出する姿勢から、Gaudiy Fanlinkは実績を伴いながら、今後更に成長していく企業であると言えます。

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参考文献

Gaudiy Fanlink 公式HP

PR TIMES「日本のマンガを、世界へ。AI翻訳×ファンコミュニティで「言語の壁」を壊す、共同開発の裏側」

Gaudiy Fanlink公式「シリーズB2nd調達特設サイト」/

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