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    サークルステーブルコイン「USDC」「EURC」、ドバイ金融センターで承認 1500億ドル規模の市場へ

    サークル社は2025年2月24日、同社のステーブルコイン「USDC」と「EURC」が、ドバイ国際金融センター(DIFC)内での使用とプロモーションの承認を得たと声明を発表した。ドバイ金融サービス局(DFSA)が、USDCとEURCをDIFCの認定暗号資産(仮想通貨)として承認したとのことだ。この動きは中東地域における暗号資産の規制枠組みの形成において重要な一歩になると考えられる。

    目次

    ステーブルコイン承認がもたらす金融サービスの多様化

    今回の承認により、米ドルと価値が連動するUSDCとユーロと価値が連動するEURCは、DIFC内でのデジタル資産サービス、決済、財務管理など幅広い用途に活用可能となった。
    これにより、DIFC内で活動する6000社以上の金融機関やフィンテック企業は、これらのステーブルコイン(※)を自社のプラットフォームと統合し、より多様なサービスを提供することができる。

    ビットゲット・リサーチのチーフアナリストであるライアン・リー氏は、この承認を「ゲームチェンジャー」と評価し、約1570億ドル規模のステーブルコイン市場の再構築につながる可能性があるとした。
    特に、現在市場で最大シェアを持つテザー(USDT)に対する競争力が強化されることで、市場の健全化が促進されるとの見方もある。

    この承認は、規制当局によるステーブルコインへの信頼性向上にも寄与すると考えられる。

    ※ステーブルコイン:法定通貨や金などの資産に価値を連動させた暗号資産。価格の安定性を目的としており、米ドルなどと価値が連動することで、暗号資産特有の価格変動リスクを抑える仕組みを持つ。

    ドバイの暗号資産規制強化による国際金融ハブとしての地位確立

    今回の承認は、ドバイが2022年に開始した暗号資産セクターに関する規制枠組みの一環として実施された。
    同規制により、企業はライセンスを取得し、特定のトークンの承認を申請できるようになっており、DIFCでは承認された暗号資産のみが使用とプロモーションを許可されている。

    今回の規制アプローチは、暗号資産業界に対する明確なガイドラインを提供することで、投資家保護と市場の信頼性向上を図るものと言える。
    ドバイはこうした規制環境の整備を通じて、国際的な金融ハブとしての地位を強化し、グローバルな暗号資産企業の誘致を進めていると考えられる。

    この流れを受け、今後はDIFC内でのステーブルコイン利用が急速に拡大する可能性があり、新たな金融サービスの創出や国際送金の効率化などが期待される。

    また、他の暗号資産についても同様の承認プロセスが進む可能性があり、ドバイの暗号資産エコシステムはさらに発展するだろう。

    参考 : ドバイ発、未来型不動産「ブロックチェーン完全統合タワー」

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