ソフトクリエイト、オフライン環境で生成AIをセキュアに活用できる「Safe AI Gateway オンプレミス」リリース

ソフトクリエイトは2025年3月25日、オフライン環境で生成AIを安全に利用できる新サービス「Safe AI Gateway オンプレミス」を提供開始すると発表した。本サービスは、外部ネットワークと完全に切り離された環境でAIを運用できることを特徴としており、特に機密性の高いデータを扱う企業向けに設計されている。AIの業務活用が進む中、情報漏洩リスクを排除しながら高度なAI機能を導入できるソリューションとして注目される。
オフライン環境でのAI活用を可能にする新たな選択肢
ソフトクリエイトが提供する「Safe AI Gateway オンプレミス」は、外部ネットワークから完全に遮断された環境で運用できる点が最大の特徴である。
従来の生成AIサービスの多くはクラウドベースであり、セキュリティ上の懸念から導入を見送る企業も少なくなかった。
本サービスは、社内の物理サーバーにAIシステムを構築し、データの外部流出を防ぐ仕組みを採用することで、その課題を解決した。
また、企業独自のデータを活用し、特化したAIモデルを構築できる点も強みである。
業務に応じたチャットボットやAPIのカスタマイズが可能であり、一般的な生成AIサービスに比べ、より実務に即した活用が実現する。
例えば、金融機関でのリスク分析、医療機関での診断補助、製造業での品質管理といった分野での応用が期待される。
セキュリティ面では、機密情報を扱う企業の基準に適合する厳格な管理体制が敷かれている。すべてのデータは社内サーバーに保存され、AIの処理も社内環境内で完結する。
これにより、企業のセキュリティポリシーに準拠しつつ、AIの利便性を享受できる。
価格は初期費用25万円から、月額50万円から設定されており、必要に応じたカスタマイズも可能だ。
企業のAI導入を支援する包括的なサポート
「Safe AI Gateway オンプレミス」は、導入から運用、保守まで一貫したサポートを提供する。
AIシステムを搭載した専用サーバーをレンタル形式で提供するため、企業は初期投資を抑えつつ、迅速に導入できる。
導入後は、プロンプト設計やAIの精度向上支援、API連携のサポートを月30時間まで受けられる点も大きな利点だ。
また、継続的な保守サポートも充実しており、システムの安定稼働を支援する体制が整えられている。企業は安心してAI技術を活用でき、業務の効率化やデータ活用の高度化を図ることが可能となるだろう。
本サービスの提供により、セキュリティを確保しながら生成AIを活用する選択肢が広がる。
ソフトクリエイトは、40年以上のITサービス提供実績を持ち、企業向けのシステム構築や運用支援に強みを持つ。
今後、本サービスを通じて、より多くの企業のAI活用を促進し、業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させることが期待される。
「Safe AI Gateway オンプレミス」製品サイト:
https://www.softcreate.co.jp/safeai/gateway/service/sag-onpremise