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視覚障がい者に壁となるスマホ操作、KDDIが「操作サポートシール」で解決策を提示

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2025年5月30日、KDDIと沖縄セルラー電話は視覚障がい者向けに、スマートフォンの操作位置を指先で把握しやすくする「スマホ操作サポートシール」の無料配布を開始した。

国内での取り組みで、操作の物理的目印となる透明シールが障がい者のIT活用を後押しする。

目次

視覚障がい者の“初めてのスマホ”をサポートするシール

物理ボタンがほとんど存在しない現代のスマートフォンは、視覚に障がいのある人にとっては極めて操作が難しい。とりわけ、初めてスマートフォンを使う場面では、画面上のどこに触ればよいのかを把握する手段が限られていた。

この課題に対応する形で、KDDIと沖縄セルラー電話が開発したのが「スマホ操作サポートシール」である。
透明で指先の感覚を損なわない素材を採用し、サイズや形状の異なる5種類のシールをセットにした。これにより、文字入力やフリック操作など、視覚障がい者にとって最も困難な基本操作の補助が可能になる。

制作にあたっては、視覚障がい者を支援する公共施設や、KDDIグループ内で働く視覚障がいのある社員の意見が取り入れられた。ユーザー自身の体験が製品設計に反映されたことで、実用性と当事者視点を両立したプロダクトが実現したといえる。

配布は「KDDIお客さまセンターの電話窓口」、および「au Style SHINJUKU」「au Style みなとみらい」の店頭で行われる。

AndroidとiPhoneの両方に対応しており、利用端末に関わらず幅広い層への展開が期待される。

多様性あるデザインが前進、技術進化の恩恵を誰もが享受できる社会へ

今回の取り組みは、テクノロジーが一部の人にしか届かないという「デジタル・ディバイド(※)」の解消に向けた重要な一歩と捉えられる。

スマートフォンは日常生活のあらゆる場面に浸透しているが、視覚障がい者がその恩恵を十分に享受できているとは言いがたい現状がある。

サポートシールのような物理的な解決策は、ソフトウェア対応とは異なり、即時的かつ直感的な効果がある点で注目できる。タッチパネルの設計は一様であるべきとの考えに対して、「違いを許容するデザイン」が新たな潮流となる可能性もある。

ただし、こうした取り組みは、一過性のものとせず、継続的なユーザーヒアリングと技術改良を行う必要があるだろう。
アクセシビリティは企業の社会的責任にとどまらず、ブランド価値や顧客基盤の拡大にも直結する戦略的要素になりつつある。

今後は他キャリアや端末メーカーにも同様の動きが波及するかに注目したい。
ユニバーサルデザインが単なる配慮ではなく、当たり前の仕様となる日はそう遠くないかもしれない。

※デジタル・ディバイド:情報通信技術の利用環境やスキルの差によって生じる情報格差のこと。インターネットやデバイスにアクセスできる人とできない人との間に生まれる社会的な格差を指す。

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