Sidechain (サイドチェーン)
サイドチェーンとは、ブロックチェーンの「スケーラビリティ問題」を解決するために開発された技術の名称です。
メインとなるレイヤー1ブロックチェーンとは別に、サブのブロックチェーンをつくることで、取引の処理速度を向上させます。
具体的には「双方向ペグ」という技術を使います。
双方向ペグとは、暗号資産がメインチェーンとサイドチェーン間を往復するメカニズムのことです。
このメカニズムによって、メインチェーンの取引処理をサイドチェーンで代わりに行うことができます。
レイヤー2との違い
レイヤー2もブロックチェーンの「スケーラビリティ問題」を解決するために開発された技術の一つです。
サイドチェーンとレイヤー2の違いは「どこにセキュリティを依存するのか」という点だと言われています。
レイヤー2は名前の通り、レイヤー1ブロックチェーンの一つ下の層に位置しています。
取引データの保存も最終的にはレイヤー1ブロックチェーンに格納することから、セキュリティはレイヤー1ブロックチェーンに依存します。
一方、サイドチェーンは独自に取引承認を行うため、サイドチェーン自身のセキュリティに依存することになります。
どちらもメリット・デメリットがありますので、理解してから使用するようにしましょう。