PBFT (プラクティカル・ビザンチン・フォールト・トレランス)
PBFT(Practical Byzantine Fault Tolerance)は、ビザンチン将軍問題を解決するために開発された合意形成アルゴリズムの一種です。
ビザンチン将軍問題とは、わざと偽の情報を伝達するノードがある場合に、全体として正しい合意形成ができるかどうか問われることを指します。
PBFTは、この問題を解決しP2Pネットワークが正常に稼働するシステムを構築すると言われています。
PBTFの特徴
ファイナリティが明確になる
PBFTは、リーダーノードによってブロックが生成されるため、ブロックチェーンが分岐することはなく、取引が確定される(ファイナリティ)タイミングが明確になります。
この特徴から、金融機関などのコンソーシアム・ブロックチェーンでよく用いられています。
改ざんが困難
PBFTでは、ノード同士が合意形成するため、改ざんが非常に困難となっています。
たとえ1つのノードが悪意を持ってデータを改ざんしようとしても、他のノードがそれを拒否し、正しいデータを残すことができます。
中央集権的な構造
PBFTは、リーダーノードが存在するため、中央集権的な構造であると言われています。
ビザンチン将軍問題を解決する反面、分散的思想が欠けてしまうというデメリットもあります。